過去の特集記事より、グリチルリチン酸(1)

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
最近、化粧品や洗浄剤に含まれる炎症を抑える成分の問い合わせが増えてきています。
そこで、過去の特集記事から「グリチルリチン酸」の記事を紹介しましょう。
         
       
●アトピー性皮膚炎にとって危険な成分「グリチルリチン酸」
(あとぴナビ 掲載記事より)
         
アトピー性皮膚炎の人が使用を勧められる化粧品の多くに、ある成分が含有されていることをご存知ですか?
この成分は、強い抗炎症作用を有するため、アトピー性皮膚炎により生じた炎症を抑えることで痒みを緩和、そのため使用者は、「効いた」と実感するようですが、この炎症を抑える作用は、実は、ステロイド剤と同じ働きによるものなのです。
実際、その成分を含んだ化粧品の使用を中止すると、赤みや痒みが現れ、濃度が濃く含有されているものを長期間使用した場合には、ステロイド剤の中断後に現れるリバウンドのような症状がみられることもあります。

今回は、このアトピー性皮膚炎の人にとって「危険」な成分である「グリチルリチン酸」について、詳しく考えていきたいと思います。
       
▼グリチルリチン酸とは?
         
グリチルリチン酸とは、主にカンゾウ属に属する植物から抽出される成分です。
漢方でも、もっとも基本的な薬草の一つとされている「甘草」が代表的で、生薬として用いられる甘草は、グリチルリチン酸を2.5%以上含むものという規定が、日本薬局方で定められています。

このグリチルリチン酸は、強い抗炎症作用を有しており、副腎皮質ホルモンの一つである、塩類代謝ホルモンと類似しています。

アトピー性皮膚炎の人は、「ステロイド剤」として聞きなれた言葉である「副腎皮質ホルモン」ですが、本来、副腎皮質ホルモンとは、一種類のホルモンではなく、副腎から放出されるホルモンの総称を指しているのです。
         
        
今日は、ここまでです。
明日は副腎皮質ホルモンについて見ていきましょう。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

アトピー性皮膚炎に対して副腎皮質ホルモンが直接、悪化を招くと言うことはありません。
しかし、バリア機能の低下に関わることで間接的な悪化状態を招く、ということがあります。
直接的な影響と間接的な影響は、それぞれ機序が違いますので、気をつけましょう。