5月の対策、汗と紫外線(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                      
5月に入りましたが、新型コロナウイルス感染拡大抑制のための緊急事態宣言、まん延防止等重点措置は、延長される見込みのようで、不自由な生活はまだしばらく続きそうです。
そんな中、最近は「汗」と「紫外線」によるアトピー性皮膚炎の症状悪化のご相談が急激に増加しています。

気温も夏日が増え、また湿度も上がってきているため、汗をかいた場合、蒸散せずに皮膚に留まりやすい状況になっています。
汗は、マラセチア真菌群が関係する痒みの誘発に深く関わっており(広島大学の研究)、これから湿度が高くなる中、汗が関係する症状悪化は感染症を併発しやすく、重症化しやすい傾向が見られます。
ヘルペスや黄色ブドウ球菌、カポジ水痘様発疹症などが広範囲に広がると、病院での治療を余儀なくされるケースも増えますので、注意が必要でしょう。

汗の基本的な対策は、「かいた汗は拭き取る」「可能な場合は洗浄する」「ふき取ったり洗浄した後は、保水と保湿のケアを行う」の3つになります。
汗が痒みにつながるのは、汗を食べたマラセチア真菌群の排せつ物が炎症を起こすためだと言われています。
マラセチア真菌群は、皮膚の常在菌の一つですので、マラセチア真菌群を皮膚から排除するよりも、炎症の元となる汗を早めに拭きとる対策の方がよりよいと言えるでしょう。

また、汗を起点として症状悪化が見られ、その後、掻き壊しが広範囲に広がり重症化した場合には、早目に病院を受診するようにしましょう。
感染症の広がり具合によっては、適切な薬剤での治療が望ましいことも多く、ステロイド剤などに忌避感が強い方の場合、病院の受診そのものを敬遠することで、かえって症状を悪化させてしまうケースもあります。

もちろん中には皮膚の炎症だけを見て、検査も行わずに、感染症に対してステロイド剤を処方する医師もいますが、患者は病院を選ぶことができますから、何か所かの近所の病院の中で自分に合う病院を探すようにしても良いでしょう。

明日は紫外線についてです。

                      
おまけ★★★★大田のつぶやき

ちょうど今の時期、春の終わりから初夏にかけての季節の変わり目の時期です。
他の季節と同様に、体調も悪化しやすくなりますので、生活全般の中で、体調管理も意識ながら過ごすようにしましょう。