夏に向けた過去の医学記事より(3)

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                               
今日は、「汗と感染症」の部分です。
         
       
●夏に向けてアトピーを悪化させないために知っておきたい心得
監修:木俣 肇先生
      
▼汗は感染症に効果あり!
      
ところでみなさんは、汗をよくかきますか? 「汗をかくとベタベタして気持ちが悪い」「汗をかくとかゆみが増す」「汗でかぶれる」という方も多いかもしれませんね。
でも実は汗の中には「抗菌ペプチド」というアミノ酸の結合体があり、これが、抗細菌活性や抗ウイルス活性を行っています。つまり、汗をしっかりかけていると、抗菌ペプチドが菌を殺し、細菌感染症やヘルペスの感染を未然に防ごうとし、感染しづらい状態にしてくれるのです。
ただ、アトピーを発症していると、汗そのものが少なかったり、また、汗の中の抗菌ペプチドが少ない場合もあり、十分な抗細菌活性や抗ウイルス活性が行えないのも事実。しっかり汗がかける体になれるといいですね。
なお、「ストレス」も抗菌ペプチドを減らす要因です。梅雨で陰鬱な気分のときは、お笑い番組やコメディ映画などの力も借りて、積極的に楽しい気分でいる時間を増やすようにするのもよさそうです。
とはいえ、夜更かしをしてまでDVD鑑賞というのはまったくおすすめできません。不眠や過労は免疫力を落とします。そして、アレルギー反応を高めてしまいますので、感染症やアトピーに対してよくないだけでなく、何においてもいいことは全くないのです。
夜はしっかり眠る。よく笑う。汗をしっかりかく。こういう毎日が過ごせていると、アトピーも感染症も改善できていきます。「こんな生活は理想だ。できるはずがない」とあきらめずに、まずどれか一つだけでもできていくようにイメージし、努力してみることも大切なのですね。
そして、大切なことがもう一つ。ステロイド剤やプロトピックなどの免疫抑制剤は決して使わないことです。免疫力を下げてしまっては何もいいことがありません。
もともとアトピーは、命にかかわらない疾病ですが、プロトピックなどの強力な免疫抑制剤を用いることで命にかかわる疾病にもなってしまいます。そういう治療をよしとする医師がNGなのは言うまでもありませんが、受け入れてしまう患者にもならないようにしましょう。知識を正しく持つことで自身を守ることができる、これが理想です。
「汗」から話が逸れましたが、汗の中の抗菌ペプチドがアトピーや感染症にはいいんだとばかりに、汗によるかぶれを我慢するのはまたストレスにもつながります。かゆみを助長するような場合は無理をせず、汗をかいた後は適度にシャワーを浴びるなどしてください。
     
    
今日は、汗の部分のところを紹介しました。
明日は最後に「紫外線」についてです。

                     
おまけ★★★★大田のつぶやき

汗は、アトピー性皮膚炎を悪化させる要因の一つであることは確かですが、体にとっては、「大切な機能」の一つでもあります。
メリットをしっかり受けながら、肌に対するデメリットはしっかり避けられる対処を考えるようにしましょう。