急な気温上昇のアトピー対策とは?(3)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                     
今日は、昨日の続きで具体的な対策について見ていきましょう。
           
         
【急な気温上昇に伴う悪化の対策(実例より)】
       
●汗を放置しない。
        
これは、急な気温上昇の際には特に大切になる要因と言えます。
特に、首や肘、膝の裏など、汗がたまりやすい部位は要注意です。
汗は、皮膚の真菌群の一つであるマラセチア菌による炎症を引き起こしやすいことが研究により分かっています。
したがって、アトピー性皮膚炎の方は特に、かいた汗を放置することには気をつけることが必要です。

具体的な対処方法としては、外出の際などに、温泉のつめたいお絞りなどを用意します。
温泉に浸したミニタオルを絞った状態で冷蔵庫に入れておきます。
これを携帯の水筒に何枚か入れておくことで、冷やした状態で維持することができます。

あとは、汗をかいた際に、水筒からこの温泉を冷やしたお絞りを取り出して、汗を吸い取らせることことで、汗を拭き取ると同時に、皮膚の温度を下げることで汗の簡単な対策にもつながります。
浸みこませる水分は、塩素を含んだ水道水ではなく、温泉やミネラルウォーターなど、皮膚に影響を与えづらい水分を選択する方が良いでしょう。

こうしたお絞りが用意できない場合には、乾いたミニタオルやハンカチなどで汗を拭きとる方法でも良いのですが、注意して欲しいのは、一度汗を拭きとったタオルやハンカチは、時間の経過と共に雑菌が繁殖するケースがある、ということです。
健常な肌状態の方であれば、その程度の雑菌が肌に悪影響を与えることはあまりありませんが、バリア機能が低下したアトピー性皮膚炎の方の場合、こうしたちょっとした「ダメージ」が、その後の大きなお肌の悪化のきっかけになることがあります。

できれば、乾いたタオルやハンカチで汗を拭きとる場合には、数枚を用意して、何度も同じハンカチやタオルを使用しないように注意しましょう。
また、乾いたタオルでは「お肌を冷ます」効果はあまりありません。
熱を持った肌は、汗をかくことで、気化熱により熱を下げるわけですから、そうした場合には、乾いたタオルで汗を拭きとったあとで、温泉やミネラルウォーターなどを入れた身にスプレーを用意して、少し肌に拭きかけておくのも良いでしょう。
拭きかけた水分が汗の代わりに、お肌の熱を軽く取ってくれる働きをしてくれます。
注意するとすれば、汗を拭きとらずに水分を拭きかけると、汗によるデメリットが解消されていないことで、悪化要因が減らないことがあるので気をつけましょう。
明日は、入浴の部分について見ていきましょう。

                      
おまけ★★★★大田のつぶやき

汗の対策は、この気温上昇の最も必要とされている対策です。
感染症による悪化も、気温上昇の小さな悪化から本格化することも多いので、まずは悪化の芽を早めに「潰す」ことを考えることも大切でしょう。