猛暑の対策を早目に行いましょう(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                           
今日は昨日の続きです。
これから猛暑の時期、どういった状況下において感染リスクが高まるのかについてみていきましょう。

▼夏に感染リスクが高まるのは?

昨日述べたように、新型コロナウイルスの主な感染経路は「飛沫感染」と「エアロゾル感染」です。
もちろん接触感染などもありますが、飛沫感染と比べるとそのリスクは僅かと言ってもよいでしょう。

●新型コロナウイルスが付着した物に触れても感染する可能性は低い? 米国疾病予防管理センターが驚愕の発表
https://news.yahoo.co.jp/articles/d54ae167082cefc08ef70bdb3dc9b58288f651a8

そして、飛沫感染とエアロゾル感染では、飛沫感染の方がリスクが高いのですが、そこに夏という季節的な要因を重ねると、密室などの一定の条件下においては、湿度が高くなるとエアロゾル感染の方がリスクが高まるようです。

●緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康)
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14278

この中で、

「飛沫感染は2m離れると感染しないとされている。オープンエアでは,2mまで到達する前に,種々の大きさのaerosol(エアロゾル,微小な空気中で浮遊できる粒子)は乾燥する。60~100μmの大きな粒子でさえ,乾燥して飛沫核になり,インフルエンザウイルスを含む多くのウイルスは乾燥して感染性を失う3)。したがって,コロナウイルスはインフルエンザ同様,エアロゾルが乾燥する距離である2m離れたら感染しないと思われる。しかし,湿気のある密室では空中に浮遊するエアロゾル中のウイルスは乾燥を免れるため,驚くことに,秒単位から1分ではなく,数分から30分程度,感染性を保持する4)?6)。」

と書かれているように、湿度が高くなると密室では、浮遊するエアロゾル中のウイルスが乾燥を免れて長いと30分程度感染性を保持するようです。
つまり夏の時期に、新型コロナウイルスの感染リスクが高まる条件とは、

1.エアコンが効いた密室(猛暑の中では外気の入れ替えが少なくなるため)
2.その密室内で飛沫が飛ぶような行為(会話や歌、スポーツなど)

ということになります。
3~4月の感染拡大時と同様に、会話を楽しむ室内での外食、カラオケ、クラブ、スポーツジムなどは注意が必要であることが分かります。
特に、3~4月よりも湿度が高くなるこれからの時期、エアロゾル感染の持続時間が高くなることを考えると、より気をつけなければならないでしょう。
最も良い対策は、そうした感染リスクが高い場所にはいかないこと(接触しない)ですが、どうしても避けられない場合には、できるだけ頻繁に換気を行いましょう。
暑いことが我慢できる場合には、窓や扉は常にあけっぱなしの状況にしておくことが望ましいと言えます。
新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策は、外出自粛制限が緩んだ今だからこそ、個々人がより注意を払うことが大切でしょう。

明日は、アトピー性皮膚炎の対策を見ていきましょう。

                      
おまけ★★★★大田のつぶやき

多くの業種が営業自粛による影響を強く受けていますが、一定の業種による感染拡大のリスクはどうしても避けることができません。
ワクチンが開発されるまで終息は難しいと言われていますが、各自で「感染しない」「感染させない」行動は続けていくようにしましょう。