花粉症と豆乳の注意したい関係とは?(1)

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
3月に入り、気温も少しずつ上昇、花粉の飛散も増えだしてきました。
今日は、そんな花粉症に関する話題を紹介しましょう。
         
         
●花粉症の人 豆乳で口腔アレルギー「大豆で症状なし」でも発症 「少量から摂取して」と呼び掛け
http://www.sankei.com/life/news/170209/lif1702090014-n1.html
       
豆乳の消費量が増える中、豆乳が原因でアレルギー症状を発症する事例が増えている。花粉症患者が豆乳などを摂取した際に発症する「口腔(こうくう)アレルギー症候群」とみられ、専門家は「花粉症の人が初めて豆乳を飲むときは少量から摂取して」と呼び掛けている。(平沢裕子)
        
◆呼吸困難にも
    
東京都文京区の会社員女性(35)は先月、豆乳を飲んだ後に目がかゆくなり、鼻水が止まらないなどの症状が出た。「健康のために豆乳を毎日飲もう」と考え、飲み始めて3日目のことだが、1日目と2日目にも口の中が少しイガイガする感じがしたという。豆乳のパッケージに「他の大豆食品でアレルギー症状が出ない方でも、ごくまれにアレルギー発症例があります」と表示があることに気付き、飲むのをやめたところ症状がなくなった。女性は「もともとアトピー性皮膚炎で花粉症もある。他の大豆食品は普通に食べてきた。検査はしていないが、豆乳が原因のアレルギーだと思う」と話す。
国民生活センターには、平成20年ごろから「豆乳を飲んでアレルギー症状が出た」との相談が寄せられるようになった。件数は5年間で15件と多くはないが、中にはじんましんや呼吸困難など「アナフィラキシー」と呼ばれる症状を起こした20代女性もおり、センターは25年、消費者に向けて注意喚起を行った。
         
◆果物でも
    
大豆には、大豆を原材料とした食品を食べたことにより発症する一般的な食物アレルギーと、主にカバノキ科植物(シラカンバ、ハンノキなど)の花粉症患者が豆乳などを摂取した際に発症する「口腔アレルギー症候群」があることが知られている。国立病院機構相模原病院臨床研究センター診断・治療薬開発研究室の福冨友馬室長は「大豆には、カバノキ科花粉のアレルゲン(タンパク質)と似た『Gly m(グリエム)4』と呼ばれるアレルゲンが含まれている。豆乳を飲んでアレルギー症状が出るのはこのため」と説明する。
グリエム4は、加熱や発酵などの加工処理でタンパク質としての働きを失いやすいという性質があり、同じ大豆加工品でも納豆やしょうゆ、みそなど加熱・発酵した食品ではこのアレルギーはほぼ起きないが、加工度の低い豆乳やモヤシ、枝豆、豆腐などで症状を起こすことがある。
また、カバノキ科花粉とよく似たアレルゲンは、リンゴやモモ、サクランボ、ビワなどバラ科の果物にも含まれる。豆乳によるアレルギーを起こした人の半数以上にこれらの果物を食べたときにアレルギー症状が出ることが分かっている。ただ、発症のしくみや病態など、不明な部分も多い。
       
◆血液検査で診断
       
確立した治療法はなく、原因物質を避けるのが対策の基本。そのためには、このタイプのアレルギーかどうか調べる必要がある。診断は、専門施設で微量の食品を皮膚に染み込ませる皮膚テストに加え、昨年2月からグリエム4に対する血液検査が保険で可能になり、通常のアレルギー科クリニックでも容易に調べられるようになった。
カバノキ科植物は1~5月に開花し、花粉が飛散する。相模原病院の外来患者の調査では、この時期に豆乳などによるアレルギーの発症が増加していた。福冨室長は「カバノキ科の花粉症や果物アレルギーの人は、豆乳でアレルギーが発症するリスクが高い。初めて豆乳を飲む人は、少しずつ飲んで様子をみた方がいい。また、豆乳を飲んで症状が出た人は、アレルギー専門医の診察を受けてほしい」と話している。
       
■健康ブームで消費倍増
     
日本豆乳協会(東京都千代田区)によると、豆乳の出荷量は平成20年の16万キロリットルから28年は31万4000キロリットルとほぼ倍増。吉沢兄一事務局長は「健康ブームで植物性タンパク質が注目されていることや飲みやすく味が改良されたことなどで利用者が増えている」。
同協会は、大豆の食物アレルギーがない人も豆乳でアレルギーとなる人がいることをホームページに記載。加盟企業は、豆乳製品のパッケージに「少量からの試飲を」などの表示で注意喚起している。
        
        
かなり興味深い記事です。
特に、これまでアトピー性皮膚炎の人が注意した方が良いと言われていた「ラテックスフルーツ症候群」と同義の状況がみられるようです。
記事が長かったので、解説は明日にしたいと思います。

                            
おまけ★★★★大田のつぶやき

豆乳は、女性の間で人気のようです。
栄養面など考えても、体にとっても良いことが多い食品ですが、一方、記事にあるようにアトピー性皮膚炎など、他のアレルギー疾患を抱えている方の場合、注意が必要な食品といえるでしょう。
気をつけたいのは、同様の当たり前に摂取している食品で、こうしたアレルギー症状を誘発しやすい食品があるかもしれない、ということです。
特に、みそ汁など加熱していれば平気なのに、豆乳では症状が出やすい、というのは、なかなか気づきづらい点があります。
原因不明の痒みなどがある場合には、日常、摂取している食品に注目しても良いのかもしれませんね。