【閑話休題】新しい薬が優れているとは限らない?

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
医療の研究は、日々、進歩していて、新薬は毎年、「画期的な」薬が発表されているよね。
でも、新しい薬が優れているとは限らないこともあるみたい。
         
         
●糖尿病は昔の薬のほうが長生きできるかもしれない
https://medley.life/news/item/57bc2d289c66531e008b457a
            
糖尿病の薬は次々に新しく開発されています。DPP-4阻害薬は最近10年以内で普及した薬です。イギリスの大規模研究で、DPP-4阻害薬を使った人よりも、以前からあるチアゾリジン薬を使った人のほうが長生きしていたことが報告されました。
        
◆46万人が足掛け9年の研究
       
ここで紹介する研究は、イングランドで2007年から2015年にかけて行われました。対象者として、25歳から84歳の2型糖尿病患者469,688人が参加しました。
対象者は診断や治療のデータを記録され、研究期間にわたって追跡されました。
統計解析により、治療に使われた薬によって、死亡率などに違いがあるかが検討されました。
          
◆チアゾリジン薬のほうが死亡率が下がっている
         
解析から次の結果が得られました。
        
?DPP-4阻害薬を含む治療を受けた人は、薬を使わなかった人よりも死亡率が18%下がっていた。
?チアゾリジン薬を含む治療を受けた人は、薬を使わなかった人よりも死亡率が23%下がっていた。
         
チアゾリジン薬を使った人のほうが、より新しいDPP-4阻害薬を使った人よりも死亡率が大きく下がっているように見える結果でした。
なお、DPP-4阻害薬がより重症の人に処方されていたなどの可能性については、計算上で調整されています。計算されていない未知の要素が関わっている可能性はゼロではありません。
研究班は「これらの結果は糖尿病治療薬の処方に示唆を与えるかもしれない」と述べています。

一般に、糖尿病の飲み薬の中では、メトホルミンが第一選択とされることが多いです。メトホルミンは50年以上前から使われている薬です。新しい薬には利点もある一方、ほかの薬にない注意点も知られています。
新しい薬が全面的に優れているとは限らないことの一端が表れているのかもしれません。
          
            
もちろん、全ての薬がそうだ、ということではないけど、中にはこうした結果がみられる薬もある、ということだね。
もしかすると、弱い薬の方が、体が持つ治癒力を阻害する力も弱い(効果が弱いと副作用も弱くなる傾向があるので)、といったことが関係しているのかも。
いずれにしても、薬を長期連用するときには、しっかり情報を集めた方が良いかもね。

                         
おまけ★★★★大田のつぶやき

薬は、体に対して大きな影響を与えることができます。
それは効果であったり副作用であったりするわけですが、薬が日々開発される中では、標的とする「目標」が異なることが多く、その分、効果の現れ方も、新薬の方が旧薬よりも良くない、ということもあり得るわけです。
薬は、使いよう、ということですね。