2016年夏号の記事より(3)夏のアトピー対策

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

                 
今日は、今回の記事の番外編として、入浴について述べたいと思います。
         
         
●夏のアトピー対策
(2016年夏号より)
          
▼番外編 暑くなっても入浴は忘れずに
        
気温が上昇してくると、「冷え」を感じづらくはなりますが、冷えの状態とは、手足が冷たい状態を指しているのではなく、血流が悪い状態を指し、手足が冷たく感じるのはそうした状態の「結果」に過ぎません。したがって、手足が冷たい状態を感じなくても、血流が悪い状態があれば、それは「冷えの状態」と言えます。
また、アトピー性皮膚炎の方は、「冷え」を自覚する方が多いのですが、夏でも手足が冷たく感じるなど、冷えの状態が「重い」方もおられます。
そして、これからの時期、気温が上がると、冷房の使用頻度も増えてきます。
一日中、冷房を使っていると、体熱の放散を防ぐため、血流が自然と悪くなる状況になることもあります。
このように、暑い季節でも、特にアトピー性皮膚炎の方は、「冷えの対策」はしっかり考えていきたいところです。
冷えの対策として有効なのは、運動と入浴ですが、外気温が高い中で連日の反復継続した運動を行うことは難しい方が多く、そういった場合には入浴を有効活用しましょう。
注意点は、入浴をシャワーだけで済まさず、湯船で「温まる」ようにすることです。
シャワーだけで入浴を済ますと、足元が冷えた状態のままとなり、そのまま冷房が効いた部屋で過ごすことで、血流が悪い状態が作り出されることがあります。
これから暑くなる時期に合わせた適切な入浴で冷えの対策を行いましょう。
         
・冷え対策の入浴
基本は、冬場と同じ入浴です。ただ、外気温が高く、汗をかきやすいため、冬場と同じ時間、同じ温度では体力を奪われやすくなることがあります。
お湯の温度は一度下げて38℃、入浴時間も冬場よりも5 分ほどは短くしても良いでしょう。
なお、冷え対策の入浴で考えた場合、「汗をかく」ことが一つの目標になりますので、夏場でも冷えを自覚する方は、朝晩2 回の入浴は心がけるようにしましょう。
         
・クールダウンの入浴
紫外線や汗の影響で、皮膚に炎症を持ちやすい時期ですので、場合によっては、肌をクールダウンさせる入浴が有効なこともあります。
具体的な方法としては、体温とほぼ同じ温度、36℃ぐらいで入浴しましょう。
少し肌寒く感じる入浴温度です。なお、体温の方が高いため、熱はお湯の方に奪われますので、1 回の入浴時間は10 分ほどで良いでしょう。
1 日数回入浴する方で、お肌に炎症が強く出ている場合、こうした「冷ます」入浴を1 回だけ取り入れると、お肌が「休まる」ことで状態がアップしやすくなります。
      
※入浴温度や入浴時間を誤らないよう、クールダウンの入浴を行いたい場合には、事前にアトピー相談ダイヤルでご相談いただくことをお勧めします。
        
・入浴アイテムを上手く活用しよう
夏場の入浴も、冷えの改善、そして肌状態のアップのために、入浴アイテムは上手に活用しましょう。
あとぴナビのアイテムとしては、冷えの改善には医薬部外品の入浴剤「薬用重炭酸湯」がお勧めです。クールダウンの入浴でも、血流を良くする働きがありますので、皮膚表面の熱は取りながら、血流を良くさせることができます。浴用化粧品である濃縮温泉も、肌状態のアップに役立ちます。
なお、入浴の際には、お肌にマイナスの影響を与える水道水の塩素対策はしっかり行うようにしましょう。
         
         
暑くなると、シャワーだけで済ます方も増えてきますが、シャワーの場合、足元が「冷える」状況に陥るケースも少なくありません。
また、いずれにせよ入浴後の「乾燥」は、つきまとうことが多く、エアコンの環境下で過ごす中、「汗をかく」ということも大切になってきます。
今月、あとぴナビでは、「汗とアトピー」のアンケートを実施していますが、途中報告として簡易集計すると、寝汗や運動中の汗と違い、入浴中の汗が痒みに繋がっている方は比較的少ない状況でした。
これは、汗を「洗い流せる」環境下であることも大きいと思いますが、入浴中に一定の汗をかくことで入浴後の乾燥を緩和させていることも考えられます。
もちろん、体温が急激に上昇するような高い温度での入浴は、角質層の水分蒸散量を激しく上げてしまうため注意が必要ですが、ぬるい温度で入浴してかく汗はプラス面も大きいと言えます。
夏の暑い時期も、「適切な入浴」は心がけましょうね。

                   
おまけ★★★★北のつぶやき

今回の「夏のアトピー対策」の全文は電子版でご覧いただけます。
もちろん無料で見れますので、興味のある方はご覧くださいね。

●あとぴナビ電子版(2016年夏号)
http://www.atopinavi.com/eb/index.html