秋用のケアを早めに始めましょう(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
昨日は、これから迎える秋の季節の環境に合わせたスキンケアについて説明しましたが、今日は、アトピー性皮膚炎の方にとって体の中の要因でみると大きな関わりを持つ「冷え」の部分について考えてみましょう。

気温が変動するこれからの秋の季節、お肌のケアと同様に気をつけたいのは、「体の冷え」の対策です。
残暑の頃と同じ衣類ですごした場合、気温が急激に下がると、体は熱が体外に放出されるのを防ぐため、熱を運ぶ血管を収縮させます。血管が収縮されると、末端部位に届くはずの「熱」も届きにくくなりますから、必然的に抹消部位が「冷え」た状態になり、中には「冷え」を感じる方も出てくるでしょう。
こうした「血管が収縮した状態」=「血流が悪い状態」をそのまま放置すると、血液によって運ばれるはずの内分泌や栄養素なども減少することになり、体を維持、構成するための「要素」が減ることで、マイナス要因がたまるようになります。
そこで大切なのは、「血流を良くする」ための要因を生活の中に取り入れることです。
運動や入浴が手っ取り早い行動ですので、特に体を動かしやすい「運動の秋」とも呼ばれるこの時期、積極的に体を動かすように心がけるのも良いでしょう。
また、運動の時間が忙しくて取りづらい方は、毎日の生活習慣といえる「入浴」でしっかり「冷え」の状態を改善するように心がけてみましょう。
血液は心臓から送り出され、全身をめぐって心臓に戻るまで一巡するのに約5分ほどかかると言われています。
入浴による熱を体の深部までしっかり伝えていくためには、最低でも3~4巡は必要とされていますので、入浴時間は20分~30分ほどとるように心がけましょう。
また、40℃以上の熱は、体の奥まで運ぶと内臓に負担がかかりますから(高熱のダメージと同じ状態)、そうした熱は体表で留めるよう働きます。そのため、高い温度で入浴すると、皮膚表面は赤くなり、その熱を気化熱で冷まそうと汗も多く出ますが、深部における血流は外からの高熱を受けては大変なので、収縮して「冷え」の状態を生むことがあります。
体が熱くなって、体感上はしっかり温まったような気分になっても、血流の面からみると、逆に「冷え」の方向に血流を悪くしていた、ということにならないよう、入浴温度は39℃までに留めるようにした方が良いでしょう。

秋の準備は、その気配を感じ始めたら、すぐに始めることが大切です。もちろん、これからもう一度残暑が訪れる、ということがあるかもしれません。
しかし、乾燥や冷えの対策は、体がしっかり自覚し始めたころには、マイナスの要因がある程度積み重なった後、ともいえますので、こうしたマイナスの要因は「芽」のうちに摘み取るように心がけましょう。

                         
おまけ★★★★大田のつぶやき

今回、秋向けのケアを早めに行いましょう、という内容でブログを書きましたが、ポイントは「早め」というところにあります。
ご相談をいただく中で、もう数日、早めに保湿ケアを早めていれば、状態を落とさなかったかもしれないのに、というケースは今の時期、とても多くあります。
残暑の季節、数日おきで気温が上昇、ということもありますから、ケアの内容を変えることは実はなかなか難しいのですが、ここでの対処が上手くできると、秋以降の乾燥時期へのスタートを良い形できれたことになります。
早めのケアは意識して行うようにしましょう。