夏に気を付けるアトピーのポイントとは?

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                             
7月に入りました。
まだ、天候は不順ですが、今月は梅雨明け、そして夏を迎えます。
アトピー性皮膚炎の方が、夏場に気をつけたいポイントについて、いくつか取り上げておきましょう。

                                 

1.紫外線
薄着になって、肌が露出する季節、まず気をつけたいのは紫外線です。紫外線は、皮膚の免疫を司るランゲルハンス細胞に影響を与えることが分かっています。
汗をかきやすい時期でもあるので、皮膚の抵抗力が落ちると、睡眠不足や冷房による体の冷えなど、体調のちょっとした低下が加わることで、梅雨の時期よりも感染症を招きやすい状況にあります。
帽子や日傘などの物理的な防御、そしてUVケアなど、紫外線対策はしっかりと行うように心がけましょう。

                            
2.汗の対策
気象庁の長期予報では、東日本、西日本は例年並み、北日本は冷夏、との予想が出ているようです。
ここ数年、猛暑が続きましたので、実際にどのようになるかは不明ですが、暑い夏だった場合、汗の対策は大切になってきます。汗は、マラセチア属真菌の一種が産生するタンパク質に反応して、アレルギー反応を示すことが分かっています。
とはいえ、汗を「かかない」ような生活を続けることは、汗が皮脂と混ざって自分の力で行うスキンケアの役割を担っていることから考えると、健全な皮膚を保つためには良くありません。
しっかり汗をかいて、かいた汗を拭きとるなどの対処を行う、これが大切であると言えるでしょう。
汗の対策はしっかりと行いましょう。

                                   
3、睡眠不足
熱帯夜が続くと、寝汗で痒くなったり、気温が高いことで寝にくかったりと、睡眠が十分に取れない状況に陥ることがあります。睡眠不足は、内分泌の関係から、アトピー性皮膚炎により生じる炎症を自分の力で抑えるホルモンを低下させることにつながりますので、要注意と言えるでしょう。
また、掻き壊しなどがある肌を回復させるためには成長ホルモンも大切になりますが、このホルモンをしっかり産生するためにも睡眠が必要です。
熱帯夜の対策としては、エアコンや扇風機などの冷房機器を上手に活用する方法もありますが、気温の設定や風向きの調整を誤ると、体調を悪化させたり、お肌の乾燥を招くことがあるので注意が必要です。
寝汗対策をまずしっかり行いながら、気温対策を過剰にならないように気をつけながら行うようにしましょう。

                         
4.食事
暑い時期、食欲が減退することは多くの人が経験していると思います。いったん、食欲が減退して、のど越しのよいものだけ食べていると、必須栄養素のバランスを乱すことで、さらに食欲を落とすことにつながることがあります。
アトピー性皮膚炎の方には、脂質やタンパク質は過剰な場合にはマイナスとなることがありますが、栄養素として考えれば、不足することは大きなマイナスに繋がります。
調理方法を工夫することで、これらの栄養素をバランスよく摂取することもある程度、できますので、バランスを考えた食事を忘れないようにしましょう。

                            
5.スキンケア
湿度が高く、汗をかく季節、冬場と違って、お肌の乾燥をあまり自覚しなくなりますが、エアコンなどの環境下で生活している現代社会においては、角質層の水分蒸散は常に高い状況にあることで、知らず知らずのうちに、お肌が乾燥状態になることがあります。
冬と同じケアを行う必要はないのですが、角質層の水分が保持できているかを考えたスキンケアを行うようにしましょう。
具体的には、まず「保水」をしっかり行うことです。
その上で、ムズムズした痒み、チクチクした痒みがある場合には、水分蒸散を抑えきれていないことがありますので、適度な「保湿」を行うように気を付けましょう。

                            
6.冷えの対策
暑い夏の時期、体の冷えは感じにくいイメージがあると思いますが、エアコンなどの冷房機器が当たり前になっている地域においては、気づかないうちに「冷え」の状況に陥っていることがあります。
「冷え」とは、体が冷たい状況にあることを示しているのではありません。
体の熱を運ぶ役割がある血液の流れが悪い状態を指し示しています。
職場や学校、あるいは自宅などで、猛暑の状況下、エアコンを「使わない」選択肢は難しくなりますので、体の「冷え」を解消できる生活習慣を取り入れるようにしましょう。
具体的には、運動や入浴で、血流を良くする「時間」を一日の中で必ず取り入れるようにすることです。
注意点としては、いずれも「汗」をかきますので、汗の対処を忘れないようにすること、そして入浴の場合、湯温が高いと、体力を奪ったり、冷えの解消が上手くできないことがありますので、ぬるめの温度でじっくりと入浴するようにしましょう。

                          
今回は、夏場に気をつけたいポイントについて、代表的なものを取り上げてみました。
それぞれ、具体的な対策方法は、個々人の生活環境により異なりますので、どういった対策が良いのかは、お気軽に相談ダイヤルまでご相談ください。

                                  
おまけ★★★★南のつぶやき

昨年から始めたラインを用いたご相談は、症状の写真なども写メで送りやすいことから、大変好評いただいています。
個人の生活状況は、同じではありませんし、お肌の細かな状況や症状も異なってきます。
自分にあった「最適」な方法を選択するためにも、気になった点はご相談くださいね。

■アトピー相談室
フリーダイヤル 0120-866-933(受付時間:10時~19時)

しっかりと「夏対策」を行って、お肌にとって快適な状況で過ごせるように工夫していきましょう。