2015年夏号から記事のご紹介(2)

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

                   
今日は、昨日の続きです。
体内における悪化要因の部分について紹介いたします。
            
          
●初夏から夏にかけてのアトピー対策
(2015年夏号特集より)
          
■体内における悪化要因を解消しよう
            
これから暑くなる季節、皮膚の悪化要因とは別に、体内の要因も大きく関わってきます。熱帯夜が続くと、寝汗などにより睡眠が十分にとれないこともあるでしょう。あるいは、暑くなってきて食欲が低下して夏バテぎみになることもあるかもしれません。また、意外に多い「夏冷え」も要注意です。
こうした要因は、体調を低下させることで、同時に体全体の免疫力も低下させます。せっかく適切な肌のケアを行って、皮膚を良い環境に保っていても、体の中の「免疫力」が低下した状態では、結局皮膚の感染症にかかりやすい状況と言えます。
良質な睡眠をとりやすい環境を整え、そして食生活はこれからの季節に不足しがちな栄養素をしっかりと摂取できるように心がけましょう。
          
■ポイント1 快眠で体内を整える
          
・寝具で睡眠の悩みを解消
             
睡眠の悩みで多くのアトピー性皮膚炎の方に共通してくるのは「蒸れ」と「寝汗」です。汗がこもることで前述したマラセチア菌の問題からかゆみが生じやすくなります。さらにこれからの季節は、寝具にたまった汗によってダニが繁殖しやすくなります。夏に繁殖したダニは、死骸となる秋以降に体に影響を及ぼしやすくなります。今のうちから対策して
おくことが大切です。
そこでオススメなのが「快適寝具エコア」です。快適寝具エコアは、通気性が非常に良く、寝汗をためません。また、三つに分かれていて(大人用の場合)、浴室などで丸洗いが簡単に行えますので、ダニ対策もバッチリできます。
さらに、耐圧分散が非常に優秀で、トップアスリートも同構造の寝具(エアウィーブなど)を利用しており、寝る際の体の負荷が軽減できる造りになっています。実際、寝具を替えただけで、睡眠がとれやすくなって状態が大きく変化した、という声を数多くいただいています。就寝時のかゆみでお悩みの方は、寝具を考えてみましょう。
            
■ポイント2 以外に多い、夏冷えに注意
            
・入浴で夏冷えを解消
             
アトピーが悪化しなかなか改善しない要因ともなっている「夏冷え」。夏冷えは、エアコンなどの影響で、薄着、汗も相まって意外に多い悪化要因です。体が冷えてくると、血流も悪くなり、それに伴って自律神経、内分泌の機能も乱れがちになることにより免疫力も低下します。また、夏の冷えの放置は、秋から冬の悪化を招きやすい原因ともなっています。
秋、冬に悪化する方の多くに、夏に代謝をあげる訓練ができていなかったケースが目立ちますので、その傾向のある方は予防の意味でも「入浴」を活用した夏の冷え解消を、重要ケアと意識して行ってください。
            
・体に良い夏の入浴ポイント
          
★「温める入浴」と「クールダウン入浴」をうまく使い分ける
              
「入浴」のメリットは、日常生活のなかで無理なく代謝をあげる訓練ができるという点です。ここでは、薬用重炭酸湯を使った効果的な夏の入浴をご紹介します。
重炭酸湯は、8860mg /?もの重炭酸イオンを発生し、その効果で低温であっても血管を拡張させる作用があります。その作用を利用して、「温める入浴」と同時に「クールダウン入浴」を併用して代謝を効果的に促進することができます。
温める入浴では、入浴温度を37~38度程度にして、20分~30分入浴します。そうすると重炭酸効果で血管が拡張し、温められた血液、リンパ液の流れが促進され、冷えも解消され新陳代謝も高まります。
もちろん体の深部体温は37度くらいなので、この温度でも体が冷えることはありません。風邪をひいた時を思い出してください。また、38度くらいになってくるとヒートショックプロティンも働くので、細胞再生作用も進みます。この訓練を2?3カ月毎日行うことで、基礎体温も上昇します。低体温気味だった方もプラス0.2 ~0.4 度くらいの上昇が確認でき、明らかに代謝機能の底上げができます。
また、アトピーの方は自律神経のアンバランスから体温調節ができにくい状況にあったり、皮膚の炎症等で熱の発散が上手にできない状況にある場合があります。そんな時は、「クールダウン入浴」がおススメです。
入浴温度を34度~35度くらいにして、重炭酸湯を入れて入浴します。
そうすると低温でも重炭酸イオン効果により血管が拡張し血流が良くなっているので、体に優しいクールダウンが可能になります。これらを効果的に併用して行うと、自律神経のバランスも整いやすくなり、なにより基礎代謝の高い体づくりができます。
            
             
体内の要因は、皮膚の要因と違い、その途中経過が目に見えづらいことから、対策が滞ったり、気づきにくかったりします。
しかし、体内の要因は、自律神経や内分泌系など、アトピー性皮膚炎の症状に対して、根本的に関わる部分に対しても深く影響を与えることになりますので、自分にとって、どういった部分の解消を図るべきなのかはしっかり探るようにした方が良いでしょう。

明日は、最後となる食生活、そして、対策を行っても状態が悪くなった場合にどうすれば良いのかについて述べましょう。

                             
おまけ★★★★大田のつぶやき

今回のポイントの中で、特に意識したいのは、「冷え」でしょうか?
これから暑くなると、気温が高い分「冷え」には注目しづらくなります。
しかしエアコンの普及に伴い、生活環境は大きく変化しました。
そして、暑い季節の「冷え」も潜在的に増加していると言われています。
夏の季節も、「冷え対策」はしっかり行いましょう。