【閑話休題】ラットも誤った選択をする?

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

                       
今日は、Webで見つけたちょっとした記事を紹介します。
             
          
●ラットも誤った選択を後悔する?
http://eco.goo.ne.jp/news/nationalgeographic/detail.html?20140609004-ng
          
間違った選択をして後悔に苛まれた経験は、誰にでもある。だが新たに発表された研究によると、まずい決断を後悔するのはヒトだけではないらしい。
ミネソタ州ミネアポリスにあるミネソタ大学の神経科学者デイビッド・レディッシュ(David Redish)氏によると、後悔は自分がすべきであったことについて考えることをいい、未来の意思決定に影響を及ぼす。
レディッシュ氏がミネソタ大学の同僚アダム・スタイナー(Adam Steiner)氏と行った実験の結果、後悔を示す行動や神経活動がラットに見られたという。研究成果は「Nature Neuroscience」誌オンライン版に6月8日付けで掲載されている。
       
◆選ぶ
         
レディッシュ氏とスタイナー氏が神経活動の観察にあたって注目したのは、眼窩前頭皮質と腹側線条体。どちらも、ヒトと一部の動物における意思決定と、期待される成果の評価に関与する領域だ。
レディッシュ氏たちは4匹のラットの脳にニューロン活動を記録するための電極を埋め込み、 “選択”迷路を走る訓練を行った。
実験には、周縁部から4つのはしごが放射状に伸びた円形の迷路が用いられた。うち3つのはしごの先にはバナナ、チェリー、またはチョコレート風味の食物、残る1つのハシゴの先には風味のない食物が置かれている。ラットがはしごに到達すると音が鳴り、音の高さで食物を受け取るまでの時間(1~45秒)を知らせるようにした。
ここで、ラットは選択を迫られる。決められた時間を待って食物を受け取るか、次のはしごに移るか。ラットが迷路を走れる時間は1時間と限られていた。
        
◆選択の過ち
        
一つ目のはしごを見送って次のはしごに移ったラットは、時に待ち時間がさらに長いことを知る。すると、ラットは通り過ぎてしまったはしごを振り返り、ニューロンが一つ目の選択肢に特異的な活動パターンを示した。
レディッシュ氏は「これが後悔だ」と指摘する。ラットは物理的に振り返っただけでなく、やり過ごしてしまった選択肢のことを考えていたのだ。
その上、選択を後悔したラットは、次のはしごで普段待たないような長い時間を受け入れ、与えられた食物を急いで消費した。「人間とまったく変わらない」とレディッシュ氏。
          
◆未来に目を向ける
          
失望したラットの反応は個体によって異なる。ただ目の前の選択肢を見つめるものもいれば、次の選択肢を思い浮かべるものもいる。レディッシュ氏によると、後者は未来に目を向けているのだという。
メリーランド大学カレッジパーク校の神経科学者マット・ロッシュ(Matt Roesch)氏は、今回の研究には参加していないが、
「後悔を強く感じれば、その情報に基づいて未来により良い決断を下すことができる」と話す。だが統合失調症といった精神疾患を抱える人には、これができない。また、アルコール依存者や麻薬中毒者も、後悔に基づくより良い決断が困難になる。
ロッシュ氏は、ラットの中毒が実験結果に与える影響の研究も見てみたいと期待を寄せる。
          
            
動物である以上、行動が失敗した、と思えば後悔するのは当たり前だけど、実際に実験結果でそれが示されると面白いと思ったんだ。
興味深かったのは、そうした後悔したラットが、次の行動をどうするかが分かれる、というところかな。
現状の結果を踏まえて、より良い道を目指すのか、あるいは現状のままを選択するのか、選択肢はいろいろとあるけれど、どの道を選ぶかによって、その後の未来は変わってくる。
そして、その未来を変えるのは、ラット自身の行動が決める、ということだよね。
ヒトも、いろいろな選択肢が目の前にあるとき、これまでの経験を踏まえて、選択肢の中から選ぶと思うけど、経験を生かした選択をしたいものだよね。

                      
おまけ★★★★博士のつぶやき

こうした、「未来の行動」を決めるための一つの要因が、その前の行動結果にある、というのはショウゴくんが言っていたように、面白いところじゃの。
アトピー性皮膚炎の場合も、治療法の選択肢をどのように決めるのかは、それまでの「経験」も大きく関わってくる。
前に失敗した道を再度、選択することもあれば、違う道を選択することもあるじゃろう。
例えば、ステロイド剤の治療で失敗した、と思っても、その後、再度、同じ治療を選択することもあるじゃろう。
大切なのは、選択した道を進む中で、再度、経験したことと同じ状況を生む可能性を感じた時にどのように行動するかじゃろうの、