アレルギー反応を引き起こすたんぱく質を特定

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日は、アトピー性皮膚炎に関係する研究記事がWebで出ていたので、紹介したいと思います。
        
         
●<アレルギー>反応起こすたんぱく質特定 新薬開発に光
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140610-00000005-mai-soci
          
アトピー性皮膚炎や花粉症、ぜんそくなどアレルギー反応が起きる過程で、ドック5と呼ばれるたんぱく質がカギを握っていることを世界で初めて発見したと九州大学の福井宣規(よしのり)主幹教授(免疫学)らの研究班が発表した。アレルギー治療の大半は対症療法だが、福井氏らは「アレルギーを根元から絶つ新薬の開発につながる」としている。
アレルギーは体内に入ってきた異物が抗体と結びつく抗原抗体反応が暴走し起きる。その際、白血球の一種、マスト細胞がヒスタミンなどを出すことは分かっていたが、マスト細胞内の細かな仕組みは未解明だった。
福井氏らはマスト細胞内のたんぱく質ドック5に着目。通常のマウスでは、体内の異物に強いアレルギー反応を起こすが、ドック5がないマウスをつくり同じ実験したところ、反応が起きなかった。さらにマスト細胞内の動きを調べると、ドック5がないマウスではヒスタミンを出すための管が働かなかった。
福井氏らは花粉症や食物アレルギーなど異物侵入後、短時間で反応を起こす即時型アレルギーの過程で、ドック5がマスト細胞内で別の分子と結びついてヒスタミンを放出することを特定した。
福井氏は「ドック5などの働きを抑えることで発症そのものを防ぐ薬の開発につながる」と話している。研究の結果は9日付の米医学誌ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メディシン電子版に掲載された。
              
            
今回は、免疫機能が関与するアトピー性皮膚炎の原因に対する新たな道につながる可能性があると言えるでしょう。
ただ、アトピー性皮膚炎の症状は、即時型以外のアレルギー反応を示すケースもありますし、また、皮膚機能の異常が関係する場合もあります。
他の要因も含めて、総合的な研究につながることを期待したいと思います。

                       
おまけ★★★★東のつぶやき

マスト細胞内のタンパク質ドッグ5の機能に着目した研究ですが、この機能に他にも重要な要因が合った場合、それを止めることがマイナスの結果を引き起こすこともないとは言えないでしょう。
ただ、一つの道筋が次の道筋につながっていくことを考えると、こうした基礎的な部分が解明されることは望ましいことだと言えるでしょう。