梅雨の時期とカビ・ダニ対策(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

                
関東地方も本格的な梅雨に入っています。
これからの時期、アトピー性皮膚炎の方は、感染症や汗の対策を行って欲しいと思いますが、梅雨の間はカビやダニの対策も大切です。
昨日、北さんが角田先生の、経皮からのアレルゲン吸収についての記事を紹介していましたが、今月号(6月号)の角田先生の連載記事は、カビとダニについて書かれていますので、取り上げたいと思います。
             
          
●カビ対策で症状改善(あとぴナビ2014年6月号25ページより)
            
アトピー性皮膚炎の患者さんからは、白癬菌やカンジダ菌など病原性のカビが検出されることが多いものです。カビの菌が皮膚に付着すると、感染症を起こしたり、症状悪化につながります。赤ちゃんの場合は特に寝具を中心に、生活環境からカビを取り除くことで、症状を改善することができます。
        
■カビ対策1 空気の流れを作る
          
カビは、適度な栄養(毛、フケ、排泄物など)・湿度・温度がそろうと一気に増えます。空気の流れが悪い場所も大好きです。
押入れに物をしまう場合は、床にすのこをひいたり、壁と収納物の間になるべく空間を作ります。たんすなどの家具類は、壁から10cmほどすき間をあけましょう。常に空気の流れを作る工夫を心がけることで、カビは生えにくくなります。
      
■カビ対策2 乾燥した状態を保つ
                
繁殖しやすい条件が整うと、カビは菌糸を伸ばして増えていきます。この状態のカビに触ると、アレルギーを起こしやすいので注意しましょう。
増え続けて栄養不足になったり、乾燥して弱ったカビは、子孫を残すために胞子を遠くに飛ばします。この胞子を吸うと、鼻や気管支の病気を起こすことがあります。
乾燥と高湿度の状態を繰り返せば、カビは菌糸も胞子も多量に作ってしまいます。湿度が高くならないように、常に乾燥を保ってカビを増やさないこと。胞子を飛ばす前(子孫を増やす前)の段階でカビを除去することも大切です。
              
■カビ対策3 食べこぼしに要注意
            
食べこぼしで衣類に付着した食物は、カビの温床となるばかりか食物アレルギーの引き金にもなりかねません。特に小さいお子さんのパジャマなど、食べこぼしがついていないかチェックしてあげましょう。
            
■カビ対策4 洗濯物はすぐに干す
              
洗濯物を干さずに放置すると、衣類などに残ったカビが増え、その状態で干してもカビが残ってしまいます。洗濯物はすぐに干し、カビの増殖をできるだけ抑えましょう。室内で洗濯物を干す場合は、扇風機をかけると早く乾きます。洗濯物がどうしても乾かない場合は、アイロンをかけると効果的です。
          
■カビ対策5 洗濯機もしっかり掃除
              
洗濯機の中は、洗濯物の汚れでカビが生えます。洗濯槽もときどき点検し、カビを取り除いてください。自分でできる部分は、消毒用のアルコール(エタノール)と使い古しの歯ブラシなどを使って洗います。
              
              
こうした対策は、毎日の生活の中で、一つずつチェックしてみると良いでしょう。
湿度が高い時期、一度カビを発生させてしまうと意外と長引きます。
特に、皮膚にダメージがある状態のときには、悪化要因になることがありますから注意してみましょう。

明日は、ダニ対策について見ていきましょう。

               
おまけ★★★★大田のつぶやき

カビの胞子は目に見えないため、繁殖して初めて気づくことになります。
アトピー性皮膚炎を悪化させる要因には大気中の化学物質もありますが、こうした目に見えないことへの対策は意外と大切な場合が多いと言えます。
神経質になることはありませんが、何もしないで放置しておくと、その影響を受けることがあることは忘れないようにしましょう。