春のケアから初夏のケアも意識して

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

               
ここ数日、関東地方では天候が悪く、気温も下がっていますが、全般的には梅雨~初夏に向けて、気温は上昇していきます。
そういった中、アトピー性皮膚炎を悪化させやすい要因の一つに「汗の対処」があります。

ヒトの皮膚を保湿、そしてバリア機能として働く皮脂膜は、皮脂腺から分泌する皮脂と汗腺から出る汗が乳化することで作られますから、汗そのものは決して悪いものではありません。
実際、リバウンド状態の方が、回復する時期の目安として「汗をかき始めた」というのがありますが、これは、汗をかくことで自分の力でバリア機能を回復させ、外部からの刺激をより軽減できるからと考えれます。

しかし、汗自体は、皮膚にすむカビの関係などでかぶれを引き起こすこともあり、アトピー性皮膚炎の状態が悪い時には、症状を悪化させやすい要因になることもあります。
汗の対処については、毎年、夏ころの時期に、ブログでも取り上げていますから、検索して過去のブログも参考いただければと思いますが、基本的な対策は物理的対策が中心です。
簡単に言えば、かいた汗は素早く拭きとる、といった対処です。
汗の刺激を受けやすいからと言って、汗をかかないような生活を行うことは、先に述べた皮膚のバリア機能、そしてスキンケアの機能を妨げることになりますし、また同時に、代謝が低下することで自律神経や内分泌系にも悪影響をもたらすことがあります。

したがって、原則としては、「汗をしっかりかく」「かいた汗を対処する」という2つを同時に行うことが大切と言えるでしょう。
これから気温が上昇してくる季節、「汗をかきやすい」時期になってきたとも言えます。
汗をかくことによる利点を最大限に享受し、汗をかくことによるリスクを最低限にできるように工夫して欲しいと思います。

                           
おまけ★★★★大田のつぶやき

汗には抗菌ペプチドなど、感染症から皮膚を守る働きも持っています。
梅雨から初夏にかけて、感染症の対策も考える必要がでてきますが、汗をかく生活は、感染症対策にもなっていることを知っておきましょう。