紫外線の対策をはじめよう。

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                     
週末は荒れた天候となりましたが、今週は気温も上がってくる予報が出ているようです。
これから季節も春から初夏に進むにつれ、アトピー性皮膚炎の方が気をつけたいのは、紫外線対策です。
紫外線の量、そして衣服が薄くなることでお肌の露出部位が増えることで、紫外線の影響を受けやすい方は、早めに対策を行って欲しいと思います。

主な対策は物理的な対策、そしてスキンケアとなります。
物理的な対策としては、被服部位を増やすことになりますが、汗をかきやすい状況では、汗がマイナス要因となることもありますから、注意が必要です。
日傘や帽子は、上手く活用すると良いでしょう。

そしてメインの対策はやはりスキンケアになると思います。
基本的にUV効果があるもので行うことが大切ですが、SPF値、そしてPA値は、実際の屋外での行動をもとに考えると良いでしょう。
どうしても、SPF値やPA値が高い方が「効き目がある」と考えがちですが、高ければよいかというとそうでもありません。
例えば、SPF値は、効果の持続時間を現わしています。
20分でお肌に赤い斑点ができる人の場合、その斑点が現れるまでの時間をどれだけ伸ばせるのか、という数値です。
例えば、SPF値20であれば20×20の400分、つまり約6時間以上、持続できます。
SPF値30であれば600分の10時間、ということになります。
そして、SPF値を上げるためには、お肌に負担をかけやすい成分が使われることが多くなるため、実際に屋外での活動が1~2時間程度の場合、SPF値50のものを選択することが正解とは限らない、ということです。
なお、紫外線は室内や日陰でも反射などによる影響は受けます。もちろん、その量は多くはありませんが、日常生活行動の範疇を考えると、お肌への負担をできるだけ少なくすることも合わせると、SPF値は20~30程度のアイテムが適しているといえるでしょう。

また、同時に気をつけて欲しいのは、UVアイテムの「他の成分」についてです。
例えば、UVアイテムにも、ローションやクリームなど、さまざまなタイプがありますが、ベースになっている成分や、含有されている他の成分がお肌に刺激や影響があるのでは、問題と言えます。
最近は、赤み=炎症、でもあるので、炎症を抑える目的でグリチルリチン酸が配合されているアイテムも増えてきましたが、これまでのブログでも取り上げた通り、グリチルリチン酸が炎症を抑える働きは副腎皮質ホルモン様の働きが関係しています(ステロイド剤は副腎皮質ホルモンの中の糖質コルチコイドを擬似的に作ったものですが、グリチルリチン酸は副腎皮質ホルモンの中の塩類コルチコイド様の働きをすることが分かっています)。
お肌にダメージのない状態であれば、高分子でお肌から吸収されづらいため、その影響は軽微と言えますが、お肌にダメージがある場合には吸収されることで影響が生じることがあります。
お肌にダメージがなければ吸収されない=配合している意味がない、お肌にダメージがあれば吸収されやすくなる=お肌へのマイナス要因のリスクが高まる、ということが言えますので、いずれにしろ、アトピー性皮膚炎の方にとっては、ベネフィットの方が高いとは考えづらいですので、お手元のUVアイテムにグリチルリチン酸が配合されているかは一度、チェックした方が良いでしょう。

初夏に向けて、お肌のコンディションが整えられるように、UVケアは考えていきましょう。

                          
おまけ★★★★南のつぶやき

紫外線の影響が心配されるのは、子どもたちも同じです。
特に、体育や保育の関係で、屋外での活動が多い場合、紫外線の影響を受けやすいお子さまの場合には注意が必要でしょう。
また、UVアイテムのSPF値は、お肌1平方cmに2mgを塗った量で測っています。無理に伸ばしすぎると、本来持っている効果が維持できないことがありますので、白浮きするのが気になる方は、白浮しない伸ばしやすいタイプ(クリームタイプよりもローションタイプ、など)のものを使うようにしましょう。