○○が花粉症に効く、という情報に注意を

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                   
さて、花粉症の人にとっては、辛い時期になっていますが、テレビの情報やネットの情報などで、「○○が花粉症に効く」という情報を一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

代表的なのは、乳酸菌でしょう。
腸内環境を整えることで、アレルギーを抑制することができる、ということはエビデンスもありますから、あながち「間違い」ではありません。
ただ、一つ注意いただきたいのは、仮に特定の食品などを摂取することでアレルギーを抑制する効果が見られたとしても、次の二つの条件がそこには関わってきます。

・どれだけの人に有効だったのか?
・その有効性はどれくらい高かったのか?

一般の方が、○○が花粉症に効いた、という情報に接すると、その効果の範囲をイメージするのは、かなり高いレベルでの期待感を抱くようです。
しかし、医学的に有効だった、というのは「著効があった」「有効性が見られた」など、さまざまな効果の範囲をひっくるめて「有効」と表現することが多いものです。

Aさんには有効だったのが、自分には効かなかった、というのは良く聞く話です。
あるいは、Aさんは花粉症が全く出なくなったが、自分は少し楽になった程度だった、というケースもあるでしょう。

特にそうした情報がメーカー側から発信されている場合、メーカーが情報を発信する意味合いは、該当する商品の販促のためとも言えます。
例えば、乳酸菌がアトピー性皮膚炎に良い、という情報は、ネットで検索すれば数多く出てきます。しかし、実際に乳酸菌がアトピー性皮膚炎の主たる治療法の位置づけにあるかというと、情報の多さほど、それを継続利用している方は少ないと言えます。
その理由は、その効果の範囲が、使用する方が「期待する」レベルと、実際にみられる「効果のレベル」が乖離しているためとも言えるでしょう。

全ての人に等しく、特定の疾患に対して、同様のレベルで効果を発揮できるとすれば、それは本来「医薬品」の分野に入ってきます。しかし、医薬品になれば、当然、効果が生じれば効果に見合った反作用も生じるリスクはあります。

逆に穏やかな反作用だからこそ、医薬品ではないレベルで使用できるともいえ、そうした範疇の「アイテム」は、「治癒」を期待する患者に対しては、その期待感を十分に補うことは難しいとも言えます。
もちろん、ヒトによって有効性が高くみられることもありますが、同時に、全ての人に等しく有効性を高く現わすことは難しい、ということです。

自分にとって必要な「情報」なのかどうか、他の人によくても自分にも必ずしも良いとは限らないことは把握した上で、取捨選択を行うようにしましょう。

                                
おまけ★★★★大田のつぶやき

今日は「○○に効く」という情報を、そのまま鵜呑みにして欲しくないため、花粉症を例に取り上げましたが、そうした効果が期待できるかどうかわからない=自分にとって効果がない、ということではありません。
同時に、そうした効果が期待できる=自分にとっても効果がある、でもありません。
一つの情報は、表面的な部分で表現されている内容を重視するのではなく、その情報が自分にとって必要なのかどうかを「分析」して見極めることが大切、ということですね。