生活習慣とアトピーとペット(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                               
アトピー性皮膚炎の方にとって、ペットはアレルゲンになり得ることがあり、症状の悪化要因につながることがあります。
それでも、家族の一員として、ペットと暮らす方は多いのですが、今回二つの興味深い記事が朝日新聞に掲載されていました。

                           
●若者のぜんそく ペットで悪化
朝日新聞(12月2日)

                                      

若いぜんそく患者がペットを飼っていると症状が悪化する恐れが高まることを、国立病院機構相模原病院臨床研究センター(神奈川県)のチームが明らかにした。ペットがぜんそくに悪影響を与えることは以前から疑われていたが、詳しい検査で確認した。薬で症状をうまく抑えられていない患者は、飼うのを控えた方がいいという。
関谷潔史研究員(アレルギー科)らは、16~34歳のぜんそく患者460人を対象に、肺の機能や気道の敏感さなどを検査。犬と猫、ウサギ、ハムスターのいずれかを飼っている180人は、飼っていない280人に比べて、息を吐くのが難しかったり、室内のホコリに対して過敏だったりする傾向があることを確かめた。35歳以上のぜんそく患者の症状とペットとの関係は若い人ほど明確ではないという。
成果は日本アレルギー学会で発表された。

                                

                                       
ぜんそくもアトピー性皮膚炎も、免疫機能に関する部分で見れば、IgEが関わることで症状が悪化しやすい要因が絡んでおり、似た傾向はあります。
ぜんそくの場合、特に、呼吸系の疾患ですから、ペットの毛や糞や尿、あるいはそれらが乾燥して飛散することで、よりアレルゲンに曝露されやすい状況にあるのも関係しているのかもしれません。
アトピー性皮膚炎の場合、衣服などに覆われた部位が患部の場合、直接、それらのアレルゲンに曝露されることが少ないこともありますが、顔や首、手などに症状が強いと、飛散したアレルゲンからの曝露は、バリア機能が弱い部分を中心に現れることは十分に考えられます。

ペットは癒しになることも多く、また家族の一員として過ごしている場合には特に、切り離すことが難しいことも多いでしょう。
症状が悪化する要因だとしても、離れられない、というアトピー性皮膚炎の方も実際におられます。

そうした悪化要因となる部分を、許容することは個人の判断になりますが、悪化要因が連続してあることは、症状の度合いによっては、考える必要があるケースもあるでしょう。
記事中で気になる部分は、若い患者はこうした悪化要因の傾向が強くあったが35歳以上の人は若い人ほど明確ではなかった、という部分でしょうか。
あとぴナビで、こうした年齢差の調査は行ったことがなく、また実際の相談の中で、若い人ほど症状が悪くなりやすい、ということは実感したことがなかったのですが、今後、少し意識して見ていきたいと思います。

明日は、もう一つの記事、「飼い主の生活習慣が犬のアトピーに影響」について述べたいと思います。

                                
おまけ★★★★ショウゴのつぶやき

甥っ子は、犬、ハムスター、インコ、デグーを飼っているんだけど、この中でかゆみが生じやすいのが、デグーのようなんだ。
犬やハムスター、インコは特に目立って気になったことはないんだけど、デグーは手に乗せて遊んでいると、爪で少しひっかかれたようなところが、みみずばれになったりしているし、デグーのゲージを掃除すると、尿がかかったところが直接手に触れると、やっぱりかゆみがでてくるみたい。
これは、以前飼っていた、同じテンジクネズミ系のモルモットのときも同様だったから、こうした記事は少し気になるよね。