分泌液と水分摂取。

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

             
アトピー性皮膚炎の症状が悪い時、分泌液が止まらずに困っている方がおられると思います。
分泌液が止まらないとき、症状そのものが改善されることが必要になる場合や、リバウンド中など、一定の時間が必要なことも多いのですが、細かく生活の中をお聞きすることで、アドバイスができることもあります。

Aさんも、あごやおでこの分泌液が気になっている方でした。
リバウンドはすでに何年も前に終わっている方で、生活面でいろいろとお聞きしたところ、下記の点が気になりました。

                

・毎日、朝と夜に青汁を飲んでいる。
・水分を1日かなりの量摂取している(3~5リットル)。
・野菜はサラダで食べることが多い。

                  

まず、青汁はどちらかと言うと、体を冷やす、血液を薄める作用があります。
ですからでっぷりして脂汗をかいているような人には良いのですが、やせ型・虚血型の人には向いているとは言えません(Aさんは、やせ型の方でした)。
実際、Aさんは暑い時期でも、体の冷えを感じておられました。
そして、同時に、サラダは生野菜なので、食べ過ぎると体を冷やします。
味噌汁やお鍋で、苦手だった根菜類も意識してとるようにしてもらいました。

次に、水分の大量摂取は、そうした療法もあるようですが、今のAさんには合っていないように思いました。
水分の大量摂取は、腎臓が弱い体質(虚血型に多い)の方にはむくみの原因となります。
そこで、体が欲した時に、欲した量を飲むようにしてもらいました(1日の摂取量は1~2リットルになりました)。
重度のやけどの時には、水を飲ませてはいけないと言われていますが、これは、重症度が増せば増すほど、ほんのわずかな血液の質が生命を分けると言うことを示しています。
炎症が広範囲に出て、血液が必死で細胞が必要としている栄養素などを運ぶわけですから、その力を弱めることは皮膚の再生にも大きく関わることがいけないのでしょう。

Aさんは、青汁の摂取を止めて、野菜は温野菜で食べるようにして、水分の摂取量を減らしたところ、数日間で、分泌液が出る量が減り、むくみも引いてきました。
そしてさらに数日後には、分泌液は止まり、さらにむくみもなくなりました。
まだ、皮膚の状態は乾燥や掻き壊しがありますが、寝ている時の分泌液による「ぬるぬる感」と、朝起きた時に分泌液が乾いた「ガチガチ感」から解放されて、精神的にずいぶん楽になったとおっしゃっておられました。

リバウンド時期やアトピー性皮膚炎の状態そのものが悪化している時期以外で、分泌液が止まらない方は、こうした食事や水分の摂取量に気をつけてみるようにしてはいかがでしょうか?

               
おまけ★★★★南のつぶやき

今年の夏は猛暑もあってか、同様の「水分過多」で分泌液が止まらない、というケースは他にもありました。
デトックスなど、水分を多く摂取することのメリットも確かにありますが、今の状態でそれが適切なのかは、注意していくことが大切でしょう。