暑さとアトピー性皮膚炎の悪化の注意点(2)

今日は、昨日の続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
                  
                
3.エアコン対策
                
エアコンは、今の時期、アトピー性皮膚炎の方にとっては、扱いがなかなかに難しいものじゃ。
まず、エアコンの問題点から見ていきたい。
              
・エアコンを使った場合の問題点
                
まず、最初にあるのは「体を冷やす」ということじゃろう。
「暑い」「寒い」という感覚に対応しておる体の機能は主に自律神経なのじゃが、体を冷やしすぎると、エアコンが効いていない部屋、例えば、トイレや台所、お風呂などに行くと、その寒暖の差を自律神経が行おうとすることで、負荷が大きくなる。
一定の範囲内であれば、適度な刺激(ストレス)になるが、反復継続して夏の間、ずっと続くと、これは体にとって過度の負荷(ストレス)になってくる。
自律神経の異常は、免疫機能にも関わるため、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させる要因になることがある、ということじゃな。

次の問題点としては、「乾燥」がある。
エアコンの仕組み上、室内の湿度を下げる働きを行うため、汗をかいて皮膚がじんわりしている通常の夏場のスキンケアでは、足りないことが多い。
ところが、それにきづかず、通常の夏場のスキンケアを続けながら、エアコンの部屋で長時間過ごすことで、角質層の水分保持が低下し、痒みを知覚しやすい状態になることがある(痒みの神経線維の問題)。

最後が、ハウスダストなど室内環境の悪化、という問題も考えておいた方が良いじゃろう。
冷風は主に、下に向かって(人が涼しいと感じるように)吹くため、床のホコリ、ハウスダストなどが舞い上がりやすい状況になる。
特に、梅雨の時期に、ダニなどが増えている状況があった場合、そうした異物が「舞う中で生活する」ということにもなりかねないから注意が必要じゃろう。

このように、エアコンを使用した場合、アトピー性皮膚炎の方にとっては、いくつかの問題点を抱えるため、夏場、無理してでもエアコンを使わない、という方もおるのじゃが、気温の上昇が激しい場合には、「エアコンを使わない」ことが問題点を抱えることもある。
              
・エアコンを使わない場合の問題点
                   
エアコンを使わない場合、外気温が35度を越えるような中では、いくら風の通りを良くしても、室内の気温は30度を越えることになる。
直射日光はなくとも、30度の中でずっと過ごすことは、大量の汗をかくことで、体調を落としやすくなる。
場合によっては、熱中症の心配も出てくるじゃろう。
また、昨日述べたように、かいた汗を放置すると、それ自体が、アトピー性皮膚炎に対して、悪化要因につながることがある。
熱帯夜が続けば、寝苦しいことで睡眠不足を招くと、これもアトピー性皮膚炎に対しては悪化要因につながるじゃろう。
このように、地球環境が少しずつ変化して、気温が「異常に高い」最近の環境下においては、気温を下げないで生活することは、相応のリスクが生じる、ということじゃ。

・エアコンを上手に使う

そこで、大切なのは、適度なエアコンの使用を心がける、ということじゃろう。
扇風機など、他の器具を併用する、室内に入る前に一気に室温を下げて壁の「熱」を取ることで、その後、28度以上の設定でも、室温が上がりにくくなるなど、ちょっとした工夫で、「使用時間」を上手に減らすことは可能じゃ。
具体的な方法については、数日前に、大田君がブログで書いておるので、それを参考にしてみて欲しいの。

●暑さ対策、エアコンは上手に活用を
http://blog.atopinavi.com/2013/07/16/

いずれにしても、エアコンを使うことも、使わないことも、今の高い気温においては「マイナス点」があるわけじゃから、そうしたマイナス点を極力減らせるように気をつけることを(使った場合も、使わなかった場合も)心がけることが大切じゃろうの。

                               

次に、「食事の対策」について述べる予定じゃったが、長くなったので、続きは次回じゃ。
明日は、東君がブログを担当するので、来週に続きは書きたいと思う。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

アトピー性皮膚炎の方は、エアコンに対する抵抗が強い方も多いようです。
ただ、一昔前の暑くても30度ぐらい、といったときなら良いのでしょうが、最近のように35度以上が当たり前、暑いところでは40度近くなる状況下においては、仮にエアコンを使用することでマイナス点があったとしても、そのマイナス点を少しでも防ぎながら、使った場合の「プラス点」を生かすことも大切なのではないでしょうか。