【Q&A】食事アレルギーの食事制限の解除について(2)

今日は、昨日の続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

  

乳幼児における食事制限は、対象となるアレルゲンに対する免疫機能が変化することで、解除が可能なことは昨日、述べた通りじゃ。

じゃが、かといって、こうした免疫機能の成長に伴う変化においても、解除が難しい場合がある。
それが、「アナフィラキシー型」の反応を示す場合じゃ。
厳密に言えば、アレルギーの「即時型」の反応は「アナフィラキシー型」ではあるのじゃが、一般的には、重篤な反応を「アナフィラキシー」として表現することが多い。
ここでも、即時型=アナフィラキシー型ではなく、即時型の反応の中で、重篤な反応について「アナフィラキシー」と表現したいと思う。

アナフィラキシーによる反応は、生体に対して、ショック症状を示すことがある。
いわゆる免疫反応が連鎖的に生じることで、そこで起きる炎症、そして炎症を引き起こす化学伝達物質が生体に異常を示す場合じゃな。
こうした強い反応は呼吸器障害などを伴うことがあり、呼吸困難による生命への危険も考えられるため、こうした反応を示す場合には、摂取は厳禁じゃ。
一部の医療機関においては、こうしたアナフィラキシー症状を示す場合においても、減感作療法による治療が行われておるようじゃが、いずれにせよ厳密な医師の管理のもと、行う必要があるじゃろう。

もし、まゆちんさんのお子さまの症状が、このアナフィラキシーを伴う場合には、少しずつ食べさせることが「大きなリスク」となりえるため、食事制限の解除を目指していくのであれば、専門医に診てもらうことが必要じゃろう。

ただ、実際に該当する食品をわずかでも誤って摂取した場合に、そういったアナフィラキシーの症状ではなく、単なる炎症、痒み程度の反応で済んでいる場合には、少量ずつの摂取で「慣らしていく」ことは可能じゃろう。
しかし、昨日述べたように、免疫反応は、その日の体調などによっても、その反応の強さが異なってくるため、現在、「完全除去」を行っている状況を考えると、おそらく検査において強い反応が示されておるのじゃと思わるため、リスクを考えた場合、自己判断で行うのではなく、専門医の指導の元に行った方が良いじゃろう。

確かに、「アトピー性皮膚炎」という症状に対しては、医師の治療はどうしても「薬物で症状を抑える」というところに主眼が置かれるため、ステロイド剤などの薬物治療を望まない方には相談しづらい状況はあるかと思うが、薬物治療を主体とした治療は今のところ望んでいないこと、その上で、食事制限の解除を行いたいことを相談すると、その意向に沿って診てくれる医師もおるはずじゃ。
Webなどで、食事制限の解除を専門に行っている医師、病院などを探して、まずは電話で、その旨を伝えて診療してもらえるかを聞いてみてはどうじゃろうか?

いずれにせよ、食事制限は、絶対に解除ができないものでないことは確かじゃ(解除が難しい場合もあるが)。
そして食事制限の解除にチャレンジすると仮定して、その時期じゃが、免疫機能の「成長」から考えると、おおよそ中学生ぐらいまでに行うのが望ましいようには思う。
ただ、身長で考えても、高校生で伸びが止まることもあれば、大学生になってもまだ伸び続けることがあるように個人差が大きいことは確かじゃ。
10歳、8歳、という年齢を考えると、食事制限の解除に取り組む医師は小児科の先生が比較的多いから、12歳前後ぐらいまでを目安に、病院、医師を探してみるのも良いのではないじゃろうかの。

お子さまが、食事制限を行っておられることは、親としては、いろいろと心配なことは多いと思う。
多くの場合、食事制限は解除できる傾向があるのは確かじゃから、「リスク」を十分に考えた上で、専門医に相談しながら取り組んでみるのが良いとは思うの。

まゆちんさんのお子さまが、いち早く克服されることを祈っておる。

  
おまけ★★★★南のつぶやき

食事制限を解除していく中で、一つポイントとしては、食事以外の「生活行動」を良い状態に構築しながら行って欲しい、ということです。
免疫機能を「抑える力」を高める、ということを考えた場合、免疫機能に大きな影響を与える内分泌や自律神経の働きを高めれるようにすることはとても大切です。
特に、「睡眠」はしっかりとれるようにしてみてくださいね。