子どもの花粉症の増加について

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 
3月に入って、そろそろ花粉症が気になる季節になってきたと思います。
アトピー性皮膚炎の方が併発しているアレルギー症状で、最も多いのが花粉症ですが、花粉症が発症する時期に関する記事が出ていました。

 
 
●花粉症の子供の7割、10歳までに発症
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130301/bdy13030107300000-n1.htm
 

花粉症の子供のうち10歳までに発症している人が7割近いことが、ロート製薬(大阪市生野区)の調査で分かった。

調査は昨年12月、16歳までの子供を持つ父母2587人を対象に実施し、子供4371人の症状や実態について調べた。

それによると、子供が花粉症かどうかの質問で、「花粉症」(18.3%)、「花粉症も通年性アレルギー性鼻炎も両方」(7.3%)だった。

子供が花粉症だと思うとした人に発症年齢を聞くと、最も多かったのが「5歳」で10.7%。次いで「3歳」(10.4%)▽「6歳」(8.9%)だった。10歳までの発症が69.3%、5歳までの発症が36.6%で、低年齢で発症している傾向がみられた。「不明」は20.3%だった。

子供の花粉症対策(複数回答)のトップは「対策はしていない」で51%。「マスクなどで花粉を避ける」は25.9%だったが、「子供がマスクをするのを嫌がって困る」などの意見があった。

親の花粉症と子供の花粉症の関連で最も多かったのが「両親ともに花粉症の場合」で、花粉症の子供は43.2%。「母親だけ花粉症」は同32.8%、「父親だけ花粉症」は同23.4%。「両親ともに花粉症でない」のは同11.6%だった。

同社は「子供の花粉症は気づきにくく、親の注意や心掛けが大切。屋外ではマスクを着用するなど花粉との接触を避けてほしい」と話している。

   
花粉症は、もちろん抗原である花粉との接触が大きな要因ではありますが、そもそも同じ条件下にある子どもたちで「発症する子ども」と「発症しない子ども」がいる、ということは、一番の原因は花粉にあるのではなく、「体」の方にあることは確かでしょう。
昨今、成人の花粉症発症が問題になっていますが、今回の記事から、子どものたちの「体」にも成人と同様の「負荷」がかかっているのでは、という傾向が見て取れます。

免疫機能は、本来、それを発動させる力と抑える力の両方を持っていますが、アレルギー症状は、発動させる力が強まっているのではなく、健康な人が持っている抑える力が弱まったため、相対的に発動させる力が強くなっている状況に陥っていると考えられています。

こうした「抑える力を弱める」という原因が、昨日、博士がブログで取り上げていた睡眠不足、食事の内容、運動不足、ストレスの増大、といった毎日の生活行動の中にあることが分かっています。
子どもたちの健康は、こうした「睡眠」「運動」「食事」「ストレスの対応」といったバランスの上で、「育っていく」ものであることを忘れないようにしなければならないでしょう。

   
おまけ★★★★博士のつぶやき

毎日の生活の中で、体に影響をもたらした結果、生じてくる疾患、という側面で考えると、花粉症も「生活習慣病」の一部と考えても良いじゃろうの。
今の子どもたちの生活は、「健康に育つ」ための環境がどうしても不足しておるように感じる。
生体が望む「健康な生活」と、私たちが望む「便利な生活」は必ずしも一致していないことを考える必要があるの。