ストレスと免疫力の関係とは?

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

  
ストレスで、アトピー性皮膚炎の症状が悪化した経験を持つ方は、多い傾向にあると思います。
ストレスとは、生体にかかる負荷を指し、精神的なもの、肉体的なものがありますが、人体がストレスを処理する際には、主に副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が消費されます。
副腎皮質ホルモンの一つ、コルチゾールには、糖質を代謝するために、そして抗ストレスで利用される生理作用があり、同時に、免疫を抑制する抗免疫作用という薬理作用があります。
つまり、ストレスが多くなると、アトピー性皮膚炎の症状を自らコントロールするはずの副腎皮質ホルモンの働きが優先的に抗ストレス作用に使われ(薬理作用よりも生理作用が優先的に使われやすい傾向があるため)、免疫抑制の働きが低下する、ということにつながってきて、アトピー性皮膚炎の症状が悪化すると言われています。

先日、Webの記事でも似たような記事がありました。

 
●受験生の85%が免疫力低下…45%が風邪予防せず
http://resemom.jp/article/2012/12/10/11229.html
 
受験生の85.0%が免疫力が低下しているが、今冬実際に風邪・インフルエンザ予防対策をしている受験生は55.0%で、45.0%が予防していないことが、味の素の調査より明らかになった。
 
同調査は、風邪・インフルエンザが本格化する12月の年末多忙時期に合わせ、2012年11月に全国の10~70代の男女700名を対象としたインターネット調査を実施した。
 
「しっかり寝てもなかなか疲れがとれない」「風邪をひくとなかなか治らない」などの「現代型免疫低下」にあてはまる人は69.7%にのぼる。特に受験生は85.0%があてはまり、免疫力が低下しているという。
 
「こんな大事な日に限って風邪やインフルエンザになった」という経験がある人は、49.3%にのぼる。また、受験生に風邪やインフルエンザにかかると困るときについて3つ選んでもらったところ、もっとも多かったのは「受験のテスト本番」97.0%、次いで「学校のテスト本番」72.0%、「旅行」40.0%の順に多かった。
 
受験生に、受験に向けた体調管理で心配なことを尋ねたところ、「風邪やインフルエンザにかかること」74.0%が最多で、次いで「勉強の追い込みで体調を崩すこと」55.0%、「ストレスで寝れないこと・不眠ぎみ」45.0%の順に多かった。具体的に、風邪やインフルエンザにかかった場面について、「季節の変わり目、急な気温の変化」74.9%が最多で、次いで「家族が風邪やインフルエンザにかかったとき」66.7%、「電車や職場、学校で咳をしている人がいたとき」59.0%の順に多かった。
 
しかし、今冬実際に風邪・インフルエンザ予防対策をしている受験生は55.0%で、45.0%が予防していない。予防実施しているトップ5は、「手洗い」96.7%、「防寒」91.9%、「栄養バランスの良い食事をとる」88.2%、「温かいものを食べる」87.0%、「お風呂に入ってあたたまる」87.0%となり、手軽にできる対策が上位を占めた。
 
監修の藤田紘一郎先生によると、「冬は低温乾燥状態と、密閉空間に沢山の人が集まりやすいことから、ウイルスが感染しやすい状態になる。さらに、『現代型免疫低下』で現代人の体の抵抗力は弱まっているため、風邪・インフルエンザのリスクは高まっていると考えられる。風邪・インフルエンザの予防のために、自然免疫を高めて、ウイルスと闘う力を強めておくこと。」という。

 
受験生の場合、夜の睡眠時間が十分に確保できていない、ということも大きな要因の一つになりますが、同時に、受験に対するストレスが高まっていることも無関係ではないでしょう。
また、一般的に、精神的なストレスは肉体的な負荷をかけることで、解消されることが分かっていますが、受験の時期、運動する時間が取れずらいこともあり、より免疫系に対する影響が現れていることが考えられます。

今の社会環境下においては、ストレスを受けることが避けられない状況は多くあると思います。
アトピー性皮膚炎の方の場合、「アトピー性皮膚炎」という疾患そのものがストレスになっているケースも少なくありません。
でも、ストレスを感じている場合、ただ見過ごしているのと、何らか解決の手段を図るのとでは、一定時間経過後の症状にも差異が生じてきます。
もちろん、簡単に解消されないからこそ、ストレスが積み重なっている部分があるわけですが、少なくとも、ストレスが自覚できる場合には、ちょっとした工夫を重ねて、解消ができるように心がけましょう。

  
おまけ★★★★南のつぶやき

ストレスを解決する最も有効な手段は、「ストレスの原因」を取り除くことです。
とはいえ、なかなか難しいことも多いと思いますので、次のことを心がけてみましょう。

・睡眠時間を確保する
・入浴は、睡眠の2時間ほど前に、ぬるめの温度で30分ほど長めに
・朝の散歩を行う

ストレスの状況によっては少しでも改善につながることがありますよ。