アトピー克服のカギ(食事・1)

今日は一昨日からの続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
食事について見ていきたいと思う。

 
●食事

食事は、体を構成するための細胞、そして活動するためのエネルギーといった点で、重要な役割を担っておる。
また、アトピー性皮膚炎の場合、食物中のアレルゲンが関わっておる場合もあるじゃろう。
いろいろな面で、食事は大切な要因として考えて欲しいのじゃが、ここでは、アトピー性皮膚炎を悪化させないための食事、そして克服していくための食事の二面について見ていきたい。

1.アトピーを悪化させないための食事

アトピー性皮膚炎に対して食事が悪化要因として関わる場合、アレルゲンの問題だけ見ても、かなり個人差は大きい。
さらに、子どもと大人では食事の内容は基本的に量などを含めても異なるし、体を動かす仕事の人と事務職の人でも必要な活動量は異なるじゃろう。
そういった個人差が大きい部分を除いて、比較的共通して考えて欲しい内容について述べていきたいと思う。

・食べ過ぎない

先日の睡眠の中で、副腎皮質ホルモンの役割のところでも述べたのじゃが、アトピー性皮膚炎に深く関わる副腎皮質ホルモンは主に糖質代謝ホルモンとなる。
文字通り、本来の生理作用は糖質の代謝に関わるホルモンじゃ。
したがって、過食気味になると、そういった内分泌の働きを薬理作用に回すことが十分にできなくなることがある。
同様に、甘い物の食べすぎも、アトピー性皮膚炎にとってはあまり良い状況ではない。
甘いものを食べないとストレスがたまって・・・という人もおるじゃろうが、少しずつでも食べる内容は変えていく努力は必要じゃろう。
 

・脂質を摂りすぎない

体内において脂質分は酸化の問題などから、「痒み」つまり「炎症」という部分では、マイナス要因となることがある。
もちろん、脂質は体に必要な三大栄養素の一つじゃから、全く摂取しない、というのもマイナスじゃ。体内では脂溶性のビタミンなど、脂質が必要な要因もあるしの。
ただ、多くの食物は、「脂質分」は含んでおり、油など目に見える形での脂質の摂取は、できるだけ少なめに気を付けた方が良いじゃろう。
 

・添加物に気をつける

最近は食品に対する添加物は、かなり総量が多くなっておる状況じゃ。
色素や香料、保存料など、いろいろな添加物が使用されておる。
子どものスナック菓子、コンビニのお弁当、ペットボトルのジュースやお茶、コーヒーなども、添加物フリーのものも一部あるが、ほとんどは、何らかの添加物が使用されておる。
添加物自体は、体にとって、基本的には「必要」な栄養素ではない。
逆に化学物質として内分泌に影響を与えるなど、免疫系にもマイナスの要因を含むことが多い。
量の問題はあるし、今の社会生活の中で添加物をゼロにすることは、かなり困難ではある状況じゃが、意識して減らす努力は必要じゃろう。
一番、無難な方法は「手作りの料理」じゃ。
手作りの場合、そういった添加物は極力減らすことができるからの。
 

・農薬に気をつける

添加物と同様に気をつけたいのは、農薬の問題じゃ。
最近では、農薬の使用もひところより少なくなっておるようじゃし、使われていても影響が少ないものに変わってきている傾向はある。
また、今の人口数から考えて、また人々の要望も合わせると、食料事情などから農薬をゼロにすることは、経済的にも弊害が現れることもあるじゃろう。
しかし、体にとっては農薬自体は、「ない」に越したことはない。
免疫機能の異常状態がアトピー性皮膚炎の原因となっている人の場合は、そういった農薬の問題も気にした方がよいことはあるじゃろう。
 

他にも、アレルゲンは主にたんぱく質が該当するため、肉類より魚や植物系のタンパク質を摂るなど工夫する、あるいは嗜好品(コーヒーやチョコレートなど)に気をつける、たんぱく質は生の摂取は避け、体が吸収しやすいように加熱して摂取する、など、悪化要因の観点から気をつけたい要因は多い。
良い食事は今の社会事情では経済的に負担が大きくなることも多いかもしれんが、悪化要因を減らしたい場合、気をつけて欲しいと思うの。

明日は「アトピーを克服してくための食事」について述べたい。

 
おまけ★★★★大田のつぶやき

「食」が体の中で利用されるためには、歯で噛み砕き、唾液で酵素を加え、胃酸で溶かし、腸から吸収される、という過程を踏みます。
今日の博士のブログでタンパク質は「加熱して」というのがありましたが、主にアレルゲンとして認識されやすいタンパク質の場合、体が吸収した際の「大きさ」が関わることもありますので、できるだけ吸収しやすい工夫は行うようにして欲しいと思います。
「良く噛みましょう」というのも、噛むことで物理的に食品を細かくすることと、唾液を十分混ぜることで、「消化」の機能を助けることが、理由の一つとして考えられます。
体に負荷のない吸収の形は、意識するようにしましょう。