腸内細菌と免疫機能

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
アトピー性皮膚炎の場合、体内の免疫バランスの異常が関与しているといわれているため、体内の免疫活動の7割が行われている「腸内環境」を整えることは大切だといわれています。
この腸内環境に関わる記事が先日、Webでありましたので、紹介したいと思います。

 
●若々しく元気に生きるには「腸内細菌」活性化重要と大学教授
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111016-00000014-pseven-soci
 
アンチエイジングの重要な要素として注目されているのが、「腸内細菌」だ。最大の免疫器官である腸内に、善玉菌、悪玉菌などが約100兆個生息している。老化や食生活の乱れ、ストレスなどで腸内細菌のバランスが崩れると、免疫機能が落ち、感染症やアトピー、花粉症なども起こる。若々しく元気に生きるには、腸内細菌を活性化して腸年齢を若く保つことが大切だ。

小腸は消化吸収のために6~7メートルの長さがあり、小腸の表面を覆っている絨毛と呼ばれるビロード状の突起を広げると、その面積はテニスコート1面分にもなる。消化酵素が分泌されて食物から栄養分を吸収するが、その栄養や食物を安定的に送るために、蠕動運動を支える神経系が発達している。

一方、大腸は1.5~2メートルで、腸内細菌が存在し、人間の酵素では分解されなかった食物繊維などを分解吸収する。生命を脅かす病原細菌は口から入りやすく、食道から胃を通過すると、腸にはその侵入をブロックするための仕組みができている。

日本大学生物資源科学部の上野川修一教授に話を聞いた。

「日本人の平均寿命は、昭和30年代と比べ男性が82歳、女性86歳と驚異的に伸びました。一方、食生活の洋風化で糖尿病や高血圧などの生活習慣病や大腸がんなどが急激に増えています。腸内細菌は食物繊維の多い食品を餌に活動するので、それらが少ない洋風の食事は腸内細菌にとってはいい環境とはいえず、腸年齢をぐっと押し上げる結果になっています」

腸年齢を若くする機能性食品として、ヨーグルトなどのプロバイオティクス、オリゴ糖などのプレバイオティクスが販売されている。効果的な摂取により、免疫機能や消化管の運動性向上、アレルギー予防、腸内感染防止などの効果が期待されており、これがアンチエイジングに繋がる。

 
基本的には、腸内環境に最も大切なのは「食」になります。
食事の中で発酵食品を摂取することが大切ですが、和食の場合、漬物、味噌汁、納豆など、昔から習慣的に食しているものが発酵食品でした。
ブログでも時々書いていますが、アトピー性皮膚炎の方の場合、洋食よりも和食の方が良い、というのは、こういった理由もあります。
また、腸内細菌、というとビフィズス菌をイメージする方も多く、「ヨーグルト」の摂取を行っている人もおられますが、腸内環境とは、あくまで「バランス」が大切になりますから、アトピー性皮膚炎など、IgEが関わるアレルギー疾患の場合、個人差が現れることが多いようです。

洋食の生活に慣れて、数世代後になれば、乳製品からの腸内細菌も有効性は高まるのかもしれませんが、ヨーグルトなどで変化が得られない場合には、やはり「和食」の発酵食品に目を向ける方が良いかもしれません。

注意点としては、腸内環境という点で考えるならば、菌そのものより、良い菌が繁殖しやすい環境の方が大切ですので、繊維質の多い野菜をしっかり食べるなど、腸内細菌以外の部分にもしっかり目を向けるようにしましょう。

 
おまけ★★★★中田のつぶやき

あとぴナビでは、過去に、某大手の乳酸菌メーカーの依頼を受けて、子どものアトピー性皮膚炎に対するヨーグルトの研究なども行ったことがあります。
腸内環境は確かに、アトピー性皮膚炎の人にとって、考えたいテーマの一つですが、腸内環境だけでアトピー性皮膚炎が全て解決するわけではありません。
アトピー性皮膚炎に対するさまざまなアイテムがありますが、生活も生活習慣も異なる場合、それらのアイテムが「必ずアトピー性皮膚炎に有効」ということはありません。
アトピー性皮膚炎全てに良い「モノ」よりも、アトピー性皮膚炎の自分にとって良い「モノ」を考えるようにしたいものです。