放射能がアトピーに及ぼすものとは?(2)

今日は、昨日の続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

 
一応、計画停電はいったん、中止となったようじゃが、夏場の電力需要が増加したときには、供給量がもし足りなければ、再び行われる可能性がある。
そこで、放射能とは直接関係はないのじゃが、原発の停止に伴う付加要素として、今日は計画停電について見ていきたい。

 
2.計画停電の影響

今回の計画停電を経験した人なら分かるじゃろうが、特に夜の計画停電は、街全体が非日常的な状況をかもしだすことになる。
そこに伴う、精神的な不安からくるストレスは、継続することで、少しずつ蓄積する。
精神的なストレスを受けると、体内では副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)を消費して対応することになる。
内分泌(ホルモン)には、主に生理作用と薬理作用の二つの作用を持つのじゃが、基本的には、まず生理作用から優先して使われる。
糖質コルチコイドの生理作用とは、糖質の代謝、抗ストレス作用が主な作用で、薬理作用が抗炎症作用が代表的な作用じゃ。
つまり、ストレスを継続して受けると、体内の副腎皮質ホルモンが優先して使われることで、抗炎症作用に十分対応できない=炎症が作られやすい、という可能性が出てくるのじゃ。
ストレスを受けて、アトピー性皮膚炎の症状が悪化した経験をしたことがある人はおるじゃろうが、これはこのためじゃ。

また、夏の計画停電は、電力需要のピークの時間帯を見ると、午後1時頃からとなる。
その電力需要の多くは冷房なのじゃが、特に、去年のような熱帯夜が続くと、そのピークが夜遅くまで続くこともあり得る。

どうやら、夏場の計画停電も避けようと、政府も考えておるようじゃから、実施されないと期待したいところじゃが、もし、さまざまな理由により実施された場合には、去年のような天候状況の可能性が非常に高い。

冷房が使えないことによるマイナス効果は、体力の消耗と汗をかくことによる感染症の影響、そして夜の熱帯夜に対応できないと、睡眠不足が考えられる。
汗をかくこと自体は、それがスキンケアの要素を含むため、プラスの面も若干あるのじゃが、体力の消耗は良くない。
また特に問題なのは、夜の睡眠不足じゃろう。

先に述べた、副腎皮質ホルモンは夜の睡眠がしっかり取れていないと、十分な産生が行われないことが分かっておる。
そして、副腎皮質ホルモンの産生量が減れば、生理作用である糖質代謝、抗ストレス作用に使われる割合は必然的に増えることで、自分の体で炎症を抑えることがより難しくなり・・・・という悪循環に陥る可能性があるということじゃな。
また、ダメージを受けた肌の回復には、成長ホルモンも大切じゃが、これも夜の睡眠がしっかり取れていないと、産生量が減ることが分かっておる。
ダメージを受けた肌が回復しなければ、バリア機能が低下したままとなり、これも当然良くないことはわかるじゃろう。

また、計画停電により冷蔵庫がうまく使えなくなれば、食事の内容も偏りがちになりかねない。
冬場はまだ外気温が低かったから、3時間の停電でも冷蔵庫の中身に多大な影響は見られなかったかもしれんが、夏場はそうはいかんからの。

いずれにせよ、計画停電による影響は、アトピー性皮膚炎に対して直接のものはなくとも、間接的な影響が考えられることを忘れないで欲しい。
しっかり皆で節電を行い、計画停電が実施されないことを祈りたいところじゃ。

明日は、食の影響について見ていきたい。

 

おまけ★★★★南のつぶやき

今日の博士のブログでは、副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)の抗ストレス作用に対する影響が書いてありましたが、糖質コルチコイドには、その名前のとおり糖質代謝という大事な生理作用があります。
アトピー性皮膚炎の方で、過食したり、甘いものを食べ過ぎると、症状が悪化した経験を持つ方は多いと思いますが、内分泌の影響は微妙なバランスのもとで働いていることを忘れないようにした方が良いでしょう。
特に、副腎皮質ホルモンの作用は、ナノグラム単位という十億分の1のごくごく微量で作用しますので、わずかな減少が生体に対して影響を与えやすい面もありますので、注意しましょう。