気疲れに注意を

東日本大地震から、10日間が経過した。

 

 

 

 

 

 

 
今回は、甚大な被害を受けた被災地も、物資等の状況で日常生活を取り戻すための状況までいかず、さらに、関東地方が全体が計画停電の影響で、今まで経験したことのない「生活」となっておる。
それに加えて、原発の問題も、大きな障害じゃ。

あとぴナビの事務所は、神奈川県にあるのじゃが、地震による直接の被害はなくとも、こういった生活に影響を及ぼす周辺事情により、明らかに人々が「疲弊」しておるのが分かる。

ヒトは、生命維持のために「恒常性機能」を備えておる。
常に体の状態を一定の「良い」状態に保とうとする働きじゃな。

そのため、通常と違う環境に置かれた場合、ストレスなどの影響も受け、自律神経や内分泌系は活性化することになる。
俗にいう「転地の効果」も、この恒常性機能が大きく関わっておる。

したがって、今、東日本が置かれた状況は、恒常性機能を最大限に働かせる状況にある、ということじゃ。
じゃが、今のような状況は、そのあと「通常の生活」へ移行する前の一過程にしかすぎん。
また、過緊張の状況も生んでおる。

体は、ストレスを受けると、内分泌系を中心に対応を取る。
じゃが、そのストレスが、そのまま継続し続けると、その状態が「通常」と認識され、ストレスに対応する対処が減少する。
じゃが、実際には置かれた環境が変わらない限り、ストレスを受け続けるため、「恒常性機能」そのものが低下した時点で、一気に気力、体力の限界を感じることがある。

これらの状況は、睡眠など体の「回復」に必要な生活にも支障を及ぼすことがあり、やがては自律神経にも大きなダメージを蓄積していくことになる。

状況自体が短く、内容もさほど深刻でなければ、「気疲れ」として認識されるじゃろう。
じゃが、状況自体が長く続き、また内容が深刻な場合は、「気疲れ」と共に、自律神経と内分泌系の影響を強く受けておる「免疫機能」にも影響が現れてくることになる。

アトピー性皮膚炎も同じじゃ。
震災直後は、恒常性機能の働きにより、一時的に症状の改善がみられても、その後、日常の生活に戻れない状況が続けば、どこかを境に症状は再び悪化することがある。
あるいは、感染症などにかかっている方で、ステロイド剤など免疫を抑制する薬剤を使用している人のように、一時的な改善すらみられず、悪化する一方、ということもある。
実際、以前の阪神大震災の際には、2週間~1カ月後に、同様の状況が多々見受けられた。

いずれにせよ、こういた「悪い環境」の継続が、内分泌、そして自律神経に与える影響は多大なものがあることを知っておいて欲しい。
置かれている環境の問題じゃから、なかなか改善することは難しいが、最大限注意すべきことは「睡眠」を確保することじゃ。
睡眠が、他の生活に与える影響は相当に大きいからの。

現在、辛い状況に置かれている方は、決してエンドレスに今の状況が続くわけではないのじゃから、頑張ってほしい。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

あとぴナビでは、被災地の会員の方への支援として、部屋数に限りがあるが、九州HRCの宿泊を一定期間、特別な条件でお受けしておる。
支援の詳しい内容は電話で確認してもらいたい。

●九州HRC 0943-74-5726

地震や津波で住まいを失い、そして避難所で日常生活に大きな支障をきたしている人は、一度、九州HRCの方に電話して欲しい。