尿素には注意!

大田です。
先日、会員の方から質問をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 
●Uさんからの質問

大田さん、お久しぶりです。
今日は質問があります。
友人から、良いスキンケアがあるということで、尿素入りのクリームを紹介されました。
病院からも処方されるらしく、皮膚がしっとりするということです。
尿素はアトピーに良いのでしょうか?

 

まず、尿素とは、実は天然保湿因子(NMF)の一つです。
そのため、化粧品には良く配合されています。
尿素の歴史は古く、1773年に発見されたそうです。
尿素は有機化合物の中ではじめて1828年にドイツの化学者が合成に成功した化合物で、古くからさまざまな分野で利用されてきました。

このように、保水という点からは、メリットのある成分ですが、一つだけ問題を抱えています。
それが、皮膚表面の角質を作るタンパク質に作用し余分な角質を除く働きです。
この性質を利用して、潤いを保つだけではなく、お肌をツルツルにする作用をうたう化粧品もあります。

しかし、バリア機能が低下した状態のアトピー性皮膚炎の人の肌の場合、傷ついた角質層まで取り去ることで、バリア機能がさらに低下する恐れがあります。

皮膚のダメージが少ない状態であれば、大きな問題はありませんが、掻き壊しや炎症など、皮膚にダメージを受けている場合には、その使用には細心の注意を行った方が良いでしょう。

なお、この尿素から合成される成分として良く使われているのが「アラントイン」という成分です。
入浴剤などに使用されることもありますので、何か入浴剤を使用している人の場合は、一度、成分をチェックしてみると良いかもしれません。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

尿素は、病院から保湿剤として処方されることが多い。
もちろん、その保水性から考えれば、有効性も多いのじゃが、大田君が書いているように、肌にダメージを受けた状態で使用すると、リスクが生じることもある。
肌にダメージを抱えている人の場合には、天然保湿因子は尿素以外にもたくさんあるのじゃから、リスクが少ない成分のアイテムを利用するように注意したいものじゃ。