2021年7月26日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
今日は、協和キリンと米国のアムジェンが共同開発したアトピー性皮膚炎の治療薬に関する記事を紹介しましょう。
          
         
●協和キリン アトピー性皮膚炎治療薬・KHK4083 アムジェンと共同開発・販売契約締結
https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=71232
        
協和キリンは6月1日、アトピー性皮膚炎を対象疾患に関発中のヒト型抗OX40モノクローナル抗体製剤「KHK4083」(開発コード)について、米アムジェンと共同開発・販売に関する契約を締結したと発表した。同剤は協和キリンの自社創製品。契約に基づき、アムジェンは同剤の開発や製造を主導し、協和キリンが単独で販売活動を担当する日本を除き、グローバルでの販売活動も主導する。協和キリンは4億ドルの契約一時金と、最大8億5000万ドルのマイルストンと全世界での売上に対するロイヤルティを受け取る。
今回の契約では、両社は米国で同剤のコ・プロモーションを行い、協和キリンは欧州、アジアでのコ・プロモーションを行う権利を持つ。日本を除く全世界での開発費及び米国での販売に係る費用は折半する。アムジェン子会社のdeCODE Genetics社の独自データを活用し、同剤の更なる開発可能性も検討する。
両社は1984年にEPO製剤エスポ―の開発・商業化を目的に折半出資の合弁会社を設立するなど、協業の歴史が長い。協和キリンの宮本昌志社長は、「アムジェンは当社が良く知るつながりの深いパートナー」とした上で、「過去の成功と信頼関係に基づく今回のアムジェンとの提携が、今後のKHK4083の開発と販売に向けた活動の加速と同時に、当該疾患に関する知見の蓄積につながり、KHK4083が患者さんのニーズにかなう新たな治療の選択肢となることを期待している」と述べた。
アムジェンのロバート・A・ブラッドウェイ会長兼CEOは、「再び協和キリンと協力できることを嬉しく思う。私たちは、炎症性疾患における20年の経験を活かし、KHK4083のグローバルな可能性を一刻も早く実現できるよう取り組んでいく」とコメントした。
KHK4083は、協和キリンの完全ヒト抗体作製技術と、抗体依存性細胞傷害活性(ADCC)を高めるポテリジェント技術を利用したヒト型抗OX40モノクローナル抗体で、活性化T細胞を選択的に減少させることが確認されている。
OX40は、腫瘍壊死因子受容体(TNFR)ファミリーの一員である共刺激分子で、アポトーシスを抑制することによるT細胞の増殖と生存の維持、およびメモリーT細胞の形成に重要な役割を果たしている。抗原によって活性化されたエフェクターT細胞(CD4陽性)の表面にはOX40が一過性に発現し、アトピー性皮膚炎をはじめとする自己免疫疾患の病変部位には、OX40を発現したエフェクターT細胞が存在していることが報告されている。
協和キリンによると、KHK4083は米国、欧州、日本で開発が進んでおり、アトピー性皮膚炎治療薬としてファーストインクラスになり得るとしている。
          
        
先日、欧州のJAC阻害剤の紹介がありましたが、今回はT細胞の抑制に関する薬剤になります。
アトピー性皮膚炎の痒みの「全て」に対応するわけではないことは注意すべきでしょうが、ステロイド剤と比べてどれくらいの痒みの抑制効果が期待できるのか、また副作用の出現頻度や内容などに注意しておきたいと思います。

                       
おまけ★★★★博士のつぶやき

アトピー性皮膚炎の治療において、さまざまな薬剤が使われておるが、いずれの薬剤もアトピー性皮膚炎により生じた「痒み」という症状に対応すべく作られておる。
今回も同様なのじゃが、そうした薬剤は、さまざまな要因が関わるアトピー性皮膚炎の一部に対しては有効性を発揮することもある。
気をつけたいのは、その「一部」がアトピー性皮膚炎全体と捉えないことじゃな。

2021年7月25日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
今日は、温泉と新型コロナウイルスの関連記事があったので紹介するね。
        
       
●草津温泉に新型コロナウイルス感染を抑える高い効果が!? 群馬大と草津町が研究結果を発表
https://www.tokyo-np.co.jp/article/87297
         
群馬大大学院理工学府の板橋英之教授と草津町は、草津温泉の湯畑源泉の温泉水に新型コロナウイルスの感染を抑える高い作用があるとの実験結果を発表した。ウイルスを増殖できないようにする「不活化力」は、湯畑源泉の温泉水を用いた場合、水道水と比べて最大二百八十三倍と判明。同様に強い酸性の硫酸水溶液と比較しても五十倍以上の不活化力があると分かった。 (池田知之)
         
実験は、いずれも室温(二二度)の「水道水」と「硫酸水溶液」「湯畑源泉の温泉水」などに新型コロナウイルスの溶液を用いて比較。ウイルスを溶液にさらした時間は、十秒?十分間と差をつけた。
その結果、湯畑源泉の温泉水の不活化力を調べると、一分間さらした場合は水の九十三倍、五分間の場合は二百八十三倍といずれも高い効果があった。
一方、硫酸水溶液は、湯畑源泉の温泉水と同様の酸性の強さにもかかわらず、不活化力は最大でも水の九倍。酸以外の温泉成分が不活化に寄与しているとみられるという。
県庁で記者会見した板橋教授は「温泉水に含まれる微量の成分に効果があるのでは」と推測。不活化に影響している成分や、湯煙の成分にも効果があるのかなども今後調べる。
実験結果を受け、草津町は十二日、湯畑そばに温泉水を使った手洗い場を百三十万円で設置。町民や観光客に利用を呼び掛けている。
会見に同席した黒岩信忠町長は「草津温泉でコロナ感染症が治るわけではないが、温泉には感染を抑える力があるようだ。草津に来たら、まず手を洗って」と誘客をアピール。
今後、町は町内のバスターミナルなど三カ所にも、同様の手洗い場を新たに設ける計画だという。
          
         
酸性の温泉が殺菌効果を持つことは古くから知られているから、新型コロナウイルスに対して効果が見られても不思議ではないけど、ウイルスに効果があることは肌に対しても影響があるから、乾燥肌の人は気をつけるようにしたいよね。

                     
おまけ★★★★南のつぶやき

アトピー性皮膚炎の方は、何らかの感染症に罹患しているケースが多く、皮膚の殺菌が一定の痒みを抑制することはよくあります。
ただ、殺菌を繰り返すこと自体、皮膚の常在菌に影響を与えることがありますので注意が必要でしょう。

2021年7月24日

西だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
今日も昨日の続きになる。
         
         
●ウパダシチニブについて、アトピー性皮膚炎の治療薬として欧州医薬品委員会(CHMP)が承認を推奨
https://www.sakigake.jp/news/article/20210709PR0013/
              
臨床試験において、帯状疱疹を含むウイルス再活性化が報告されています。ウパダシチニブを投与された日本人の患者さんにおいて、帯状疱疹のリスクが高いと考えられています。患者さんが帯状疱疹を発症した場合、症状が回復するまで投与中断を検討してください。ウパダシチニブの投与開始前および投与中は、ウイルス性肝炎のスクリーニングおよび再活性化のモニタリングを実施してください。
ウパダシチニブの投与期間中または投与開始直前に生ワクチンを接種することは推奨されていません。患者さんは、最新の予防接種ガイドラインに従い、ウパダシチニブの投与開始前に、帯状疱疹ワクチンを含むすべての予防接種を受けるよう指導することが推奨されています。
関節リウマチ(RA)患者さんにおいては、リンパ腫などの悪性腫瘍のリスクが増加します。免疫調節薬は、リンパ腫などの悪性腫瘍のリスクを増大させる可能性があります。現時点での臨床データは限られており、長期試験が進行中です。ウパダシチニブを投与された患者さんにおいて、非黒色腫皮膚がん(NMSC)を含む悪性腫瘍が報告されています。治療が奏効したNMSC以外の悪性腫瘍を有する患者さんにウパダシチニブ投与する前、また悪性腫瘍が新たに発現した患者さんにウパダシチニブ継続投与を検討する際は、ウパダシチニブを投与するリスクとベネフィットを検討する必要があります。皮膚がんのリスクが高い患者さんには、定期的な皮膚の検査が推奨されています。
臨床試験において、1%以下の患者さんで好中球絶対数1000 cells/mm3未満、リンパ球絶対数500 cells/mm3未満またはヘモグロビン値8 g/dL未満が認められました。通常の患者管理において、これらの血液学的異常が認められた場合は、投与を開始しないか、一時的に投与を中断してください。
RA患者さんでは、心血管疾患のリスクが高くなっています。ウパダシチニブの投与を受ける患者さんでは、通常の標準治療の一環としてリスク因子(例:高血圧、高脂血症)を管理してください。
ウパダシチニブの投与に伴い、総コレステロール、低比重リポ蛋白コレステロールおよび高比重リポ蛋白コレステロールなどの脂質パラメータの上昇が認められています。これらの脂質パラメータの上昇が心血管疾患の罹患率および死亡率に及ぼす影響は明らかになっていません。
プラセボを投与された患者さんと比較して、ウパダシチニブを投与された患者さんにおいて、肝酵素上昇の発現率が高かったことが認められています。通常の患者管理でALTまたはASTの増加が認められ、薬物性肝障害が疑われる場合は、これらの診断が除外されるまでウパダシチニブの投与を中断してください。
        
ウパダシチニブを含むJAK阻害剤を投与された患者さんにおいて、深部静脈血栓症(DVT)および肺塞栓症(PE)が報告されています。DVT/PEのリスクが高い患者さんには、ウパダシチニブを慎重に投与する必要があります。DVT/PEに対する患者さんのリスクを判断する上で考慮すべきリスク因子として、高齢、肥満、DVT/PEの病歴、大手術の予定および長期不動状態が挙げられます。DVT/PEの臨床的特徴が認められた場合、ウパダシチニブの投与を中止し、速やかに患者さんの評価を行った上で、適切な治療を実施する必要があります。
最も多く報告された副作用(ADR)は上気道感染、気管支炎、悪心、血中クレアチンホスホキナーゼ(CPK)増加および咳嗽でした。最も多かった重篤な副作用は、重篤な感染症でした。
全般的に、ウパダシチニブ15 mgを投与した活動性関節症性乾癬(活動性乾癬性関節炎)の患者さんで認められた安全性プロファイルは、関節リウマチの患者さんで認められたものと一貫していました。ウパダシチニブを投与された患者さんでは、プラセボを投与された患者さんと比較して、ざ瘡および気管支炎の発現率が高くなりました。また、ウパダシチニブをメトトレキサート(MTX)と併用投与された患者さんでは、単剤療法と比較して、重篤な感染症および肝トランスアミナーゼ増加の発現率が高くなりました。
添付文書の全文については、
http://www.EMA.europa.euで製品情報概要(SmPC)の全文をご参照ください。
添付文書の内容は地域によって異なります。詳細な情報については、各国の添付文書をご参照ください。
         
        
記事は以上になる。
今回は欧州での承認に関する記事を紹介したが、日本でもJAC阻害剤はすでにアトピー性皮膚炎に対して使われ始めている。
しかし、今のところ、ステロイド剤に置き換わるほどの効果は示せていないようだ。
今後の状況を見守りたい。

                       
おまけ★★★★大田のつぶやき

気になるのは副作用の中に気管支への炎症が多く見られている、という部分でしょう。
本来、炎症を抑える薬剤が、他の部位で新たな炎症を生んでいる可能性があることは、長期連用による影響を慎重に判定する必要がある、ということでもあります。
日本でもJAC阻害剤の副作用は、これから現れてくるものと思われますから、注意深く見守るようにしましょう。

2021年7月23日

西だ。

 

 

 

 

 

 

 

                   
今日は、昨日の続きだ
         
         
●ウパダシチニブについて、アトピー性皮膚炎の治療薬として欧州医薬品委員会(CHMP)が承認を推奨
https://www.sakigake.jp/news/article/20210709PR0013/
          
▼アトピー性皮膚炎を対象とするウパダシチニブの第III相国際共同試験プログラムについて
       
第III相国際共同試験プログラムは、3つの国際共同ピボタル試験(Measure Up 1、Measure Up 2およびAD Up)で、全世界において2,500人以上の患者さんを対象に行われました1,2。これらの試験では、全身療法が必要と考えられる中等症から重症の成人および青少年患者さんを対象に、副腎皮質ステロイド外用薬(TCS)との併用および単剤療法でのウパダシチニブ(15 mgおよび30 mg、1日1回)の有効性および安全性を評価しました1,2。3つの試験すべてに共通する主要評価項目は、16週時における湿疹面積・重症度指数の75%以上の改善(EASI 75)および治験責任医師によるアトピー性皮膚炎の全般的な重症度の総合評価(vIGA-AD)スコア0/1でした1,2。副次評価項目は、16週時およびその他の時点における最悪のかゆみの数値評価スケール(NRS)スコアでベースラインから4点以上の改善と定義されたかゆみの軽減、16週時のEASI 90およびEASI 100などでした1,2。このプログラムに関する詳細については、
www.clinicaltrials.gov(NCT03569293、NCT03607422、NCT03568318)をご覧ください。
       
▼ウパダシチニブについて
          
アッヴィの科学者が発見し開発したJAK阻害剤ウパダシチニブは、複数の免疫関連炎症性疾患を対象に研究が進められています1-10。本剤はJAK2、JAK3およびTYK2に比べて、JAK1に対して強力な阻害活性を示すように設計されています3。2019年8月に、ウパダシチニブは、メトトレキサートで効果不十分または不耐容であった中等度から重度の活動性関節リウマチ成人患者さんの治療薬として米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けました。また欧州委員会に置いて、ウパダシチニブは、1種類以上の疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)で効果不十分または不耐容であった中等度から重度の活動性関節リウマチの成人患者さんの治療薬、1種類以上のDMARDsで効果不十分または不耐容であった活動性関節症性乾癬(活動性乾癬性関節炎)の成人患者さんの治療薬、および従来の治療法で効果不十分であった活動性強直性脊椎炎の成人患者さんの治療薬として承認を得ています。これらの適応症に対して承認されているウパダシチニブの用量は15 mgです。体軸性脊椎関節炎、クローン病、潰瘍性大腸炎、巨細胞性動脈炎、高安動脈炎を対象とするウパダシチニブの第III相試験が進行中です4-10。アトピー性皮膚炎に対するウパダシチニブの使用は承認されておらず、本剤の安全性および有効性の評価が規制当局により行われています。
          
▼EUにおけるウパダシチニブの重要な安全性情報3
             
本剤の有効成分または添加物に対して過敏症のある患者さん、活動性結核(TB)または重篤な活動性感染症の患者さん、重症の肝機能障害を有する患者さんおよび妊娠中の患者さんには禁忌です。
他の効能のある免疫抑制剤との併用は推奨されていません。
ウパダシチニブを服用している患者さんで重篤な感染症が発生しており、これらの感染症による死亡例もあります。主な重篤な感染症は、肺炎および蜂巣炎です。細菌性髄膜炎も報告されています。ウパダシチニブを投与された患者さんにおいて、日和見感染である、結核、多発性帯状疱疹、口腔/食道カンジダ症およびクリプトコッカス症が認められています。ウパダシチニブの投与を開始する前に、慢性もしくは再発性の感染症患者さん、重篤な感染症もしくは日和見感染の既往歴を有する患者さん、結核菌に曝露した経験がある患者さん、結核もしくは真菌症の流行地域に居住もしくは旅行した経験がある患者さん、感染症を誘発する可能性がある基礎疾患を有する患者さんに対するリスクとベネフィットを検討してください。患者さんに重篤な感染症または日和見感染が発生した場合、ウパダシチニブの投与を中断してください。65歳以上の患者さんでは感染症の発現率が高いことから、こうした患者さんへの投与を行う際は注意する必要があります。
ウパダシチニブ投与開始前に、患者さんに対して結核のスクリーニング検査を実施してください。患者さんが未治療の潜在性結核または結核感染症のリスク因子を有する場合、抗結核療法の実施を検討してください。
          
       
今日は、ウパダシチニブの安全性情報までを紹介した。
明日は副作用の部分など、最後までを紹介したい。

                       
おまけ★★★★東のつぶやき

記事の中で注意したいのは、「他の効能のある免疫抑制剤との併用は推奨されていません。」という部分でしょう。
実際の臨床の現場においては、ステロイド剤など免疫抑制作用のある薬剤との併用はなされる可能性も否定できず、その辺りは他のJAC阻害剤も同様であることを忘れてはならないでしょう。

2021年7月22日

西だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

                          
今日は、アトピー性皮膚炎の新薬についての記事があったので紹介したい。
         
         
●ウパダシチニブについて、アトピー性皮膚炎の治療薬として欧州医薬品委員会(CHMP)が承認を推奨
https://www.sakigake.jp/news/article/20210709PR0013/
       
・中等症から重症のアトピー性皮膚炎の成人および青少年患者さんを対象に、副腎皮質ステロイド外用薬との併用および単剤療法におけるウパダシチニブ(15 mgまたは30 mg、1日1回)の安全性および有効性を評価する3つの第III相国際共同ピボタル試験に基づく肯定的見解1,2

・承認された場合、EUにてアトピー性皮膚炎はウパダシチニブの4つ目の適応症3

・欧州委員会の決定は2021年第3四半期予定
         
イリノイ州ノースシカゴ、2021年6月25日(米国時間)?アッヴィ(NYSE:ABBV)は、経口投与の選択的かつ可逆的なJAK阻害剤であるウパダシチニブについて、全身療法の対象となる中等症から重症のアトピー性皮膚炎成人患者さん(15 mgまたは30 mg、1日1回)および12歳以上の青少年患者さん(15 mg、1日1回)への適応拡大の承認を推奨する肯定的見解を欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)から得たことを発表しました。ウパダシチニブは、複数の免疫関連炎症性疾患を対象に試験が行われています4-10。
            
CHMPの承認を推奨する肯定的見解は、中等症から重症のアトピー性皮膚炎患者さん2,500人以上を対象に実施した3つの第III相国際共同ピボタル試験(Measure Up 1、Measure Up 2およびAD Up)のデータに裏付けられたものです1,2。3つの試験において、中等症から重症のアトピー性皮膚炎の患者さんを対象に、ウパダシチニブはいずれの用量もすべての主要評価項目と副次評価項目を達成し、16週時およびその他の時点でプラセボと比較して迅速かつ有意な皮膚症状の改善とかゆみの軽減が認められました(p<0.001)1,2。ウパダシチニブを投与された患者さんにおいて最も多く報告された有害事象は、ざ瘡、上咽頭炎、上気道感染でした1,2。
アッヴィのバイスチェアマン兼プレジデントのマイケル・セヴェリーノ医学博士、M.D.は次のように述べています。「今回のCHMPの見解は、アトピー性皮膚炎とともに生きる患者さんの治療を向上させるという私たちの道のりにおける重要な一歩です。使用可能な治療法があるにもかかわらず、中等症から重症のアトピー性皮膚炎の患者さんの多くは、今も皮膚症状やかゆみの症状による負担に継続的にさらされています。私たちは、ウパダシチニブがこのような患者さんに対する新たな治療選択肢となる可能性があることがCHMPに認められたことを心強く思います」
         
CHMPの肯定的見解は、EUにおいて製造販売を承認する欧州委員会に対する本承認の科学的推奨となるものです。本製造販売承認は、EUの全加盟国、ならびにアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーおよび北アイルランドで有効となります。承認された場合、ウパダシチニブは4つ目の適応症を得ることとなり、また、EUにおいて、中等症から重症の成人および12歳以上の青少年のアトピー性皮膚炎患者さんの治療薬として使用される初めてのJAK阻害剤となります3。
        
▼アトピー性皮膚炎について
         
アトピー性皮膚炎は、慢性で再発を繰り返す炎症性の疾患です。その特徴は、激しいかゆみの症状と掻破行動を繰り返すことで、皮膚がひび割れ、鱗状となり、滲出液が出るようになります11,12。成人の約10%および小児の約25%がアトピー性皮膚炎に罹患すると推定されています12,13。アトピー性皮膚炎の成人患者さんのうち、20~46%が中等症から重症です14。多様な症状が、患者さんに身体的、心理的および経済的な負担を与えます12,15。
          
         
全文は長いので、続きは明日にしたい。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

JAC阻害剤は、他でも研究が進んでおるようじゃ。
確かに、アトピー性皮膚炎の悪化要因の一つに関わる部分じゃから一定の効果は認められるじゃろう。
注意点を挙げるとするならば、アトピー性皮膚炎という疾患への対処よりも、アトピー性皮膚炎により生じる痒みの「一部への対処」が可能、ということじゃろうの。

2021年7月21日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
昨日はダニの記事を紹介していたけど、今日はカビの記事を紹介するね。
        
         
●3年以上カビを発生させていない家の「湿気対策」6つ
https://news.yahoo.co.jp/articles/598a9e342d2da973904bcb3834be3dea55dcc1e4
        
家中の湿気が気になる時期。毎日ジメジメ蒸し蒸し…。気がついたらあちこちにカビが発生していた!なんてことも。
シンプルな暮らしを送る整理収納アドバイザーのmiokoさんに、湿気の多い時期でも快適に過ごせる方法を教えてもらいました。
       
▼カビの生える条件
       
カビが好む環境は気温20~35℃で、湿度が70%以上ある場所と言われています(※1)。
カビを生えにくくするには、とにかく湿度のコントロールが大切です。
        
▼対策1.基本は換気をしっかりと
       
湿度をコントロールするには、まずは換気が基本です。窓を2か所以上開ければ、風の通り道ができて換気ができます。このときに扇風機やサーキュレーターを使うと空気が循環してさらに効果的。
悪天候で窓が開けられないときは、強制的に換気をしてくれる換気扇を活用します。特にキッチンや洗面所などの水場の換気扇はこまめにスイッチオンにしておくのがオススメ。ただし、現代の住宅は気密性が高いので、換気扇を使う場合は居室にある換気口が開いているかを必ずチェックしてください。
また、浴室は密閉して換気扇をまわすのが正解。換気口から空気を取り込み、外に排出する仕組みだからです。このときに窓やドアが開いていると空気の流れが乱れて換気の効率が下がります。
クローゼットや靴箱など、空気が停滞しやすい場所は、閉めっぱなしにせずに扉を開けておき、空気を循環させましょう。
            
▼対策2.除湿器や除湿剤を活用
        
■除湿器
事情により部屋の窓を開けて換気できない場合や、クローゼットなどそもそも窓がない場所の湿度対策には除湿機を利用しましょう。1日でタンクが満杯になるので、置き型の除湿剤よりも効果的。
        
■除湿剤
下駄箱やトイレには、備長炭や重曹を使った除湿剤がオススメ。これらはニオイも吸着してくれるので、一石二鳥ですよ。重曹は空きびんに入れて、好みのアロマオイルを垂らせば、簡単に自分好みの香りの除湿剤をつくることができます。効果が減ったら掃除にも使うことができるのでエコです。
          
▼対策3.布団乾燥機を使用する
        
雨が続くと布団が干せません。布団乾燥機を使用すれば簡単に布団を乾燥させてくれます。ダニ対策にも効果的。機種によっては布団だけではなく、濡れた靴などにも使用できて便利ですよ。
       
▼対策4.クローゼットや押し入れはぎゅうぎゅうに入れない
        
クローゼットや押し入れに、ものをぎゅうぎゅうに詰め込んでいると、湿気がこもりやすくカビが生えやすくなります。着ない衣類や、使わないものは思い切って処分して、スペースに余裕を持たせましょう。また、押入れの床面には直接ものを置かず、下にすのこを敷いて空気の通り道をつくります。
         
▼対策5.お風呂のくん煙剤でカビ予防
          
意外と盲点なのがお風呂の天井。天井から見えないカビの胞子が落ちてくることで、お風呂全体がカビる原因に。湿度が高くなる前に、浴室でくん煙剤を使用するとカビが生えにくくなる効果が期待できます(2カ月に1回の使用が効果的)。
          
ジメジメとした季節はカビが気になりますよね。対策をしっかりすることで、カビを発生させずに快適に乗り切りましょう!
          
         
記事は以上です。
カビはアトピー性皮膚炎の症状を悪化させることもあるみたいだから、気をつけようね。

                          
おまけ★★★★大田のつぶやき

昔の住宅と違い気密性が上がっている分、気温が高くなるとカビは生えやすくなります。
梅雨が終わってもしばらくは、しっかりと対策を行いましょう。

2021年7月20日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
梅雨も終わりましたが、湿気が多い状態は続いています。
今日は、ダニの記事を紹介しましょう。
        
         
●コロナ禍でダニ被害増加か…注意必要なのは
https://www.news24.jp/articles/2021/07/14/07906054.html
        
湿気の多い梅雨どきのいま、増殖するのがダニです。家にいる時間が増え、ダニに刺されるなどの被害が増えているといいます。どんな対策が必要なのでしょうか。
        
都内のホームセンターで、今、急激に売れているのが、女性客が手にとった「さよならダニー」と名付けられた商品です。中に、スポンジ状のシートが入っていて─。
         
DCM広報・CSR室 佐藤義一さん
「寝具の下などに設置することによって、ダニをつかまえ、逃げにくくする商品となっています。簡単に置くことで駆除することができるシートタイプが売れています」
         
ダニを駆除する売れ筋の商品は、ほかにもあります。カーペットや服などに直接、吹きかけるダニよけスプレーです。
        
DCM広報・CSR室 佐藤義一さん
「(ダニ駆除用品は)梅雨時期から売れ始めて、既に前年の3倍売れています」
          
ダニは、ジメジメする梅雨の時期から、急速に増殖します。しかも、コロナ禍の今年は、例年に比べ、ダニの被害を訴える人が増えているというのです。
ダニの駆除を行う会社でも、今年は依頼件数が─。
       
クリーン計画プロープル・引田徹施工部長
「今年は例年に比べると(ダニ駆除依頼が)かなり多いです」
        
10日も、被害に悩む住人の家で、熱処理によってダニを駆除していました。今年、依頼数が増えている訳とは─。
            
クリーン計画プロープル・引田徹施工部長
「(コロナ禍で)自宅にいる時間帯が増えると、家の中で生活している時間が多いので。湿度が高い時間にいらっしゃると、刺されるお客様も増えてくるので」
            
コロナ禍で、家にいる時間が増えたことで、ダニに刺されるなどの被害の声が、多くなったといいます。駆除を依頼した男性は、ソファに座っている時間が増えたことで─。
            
ダニの駆除依頼者
「おなか、あとお尻らへんを(ダニに)刺されていて、痛かゆいといいますか、チクチクというか」
         
医師によりますと、ダニは、かゆみだけでなく、様々なアレルギーを引き起こす原因になるといいます。
         
吉祥寺まいにちクリニック・柳澤薫院長
「自宅にいる時間が長くなれば長くなるほど、アレルギー性鼻炎だとか気管支ぜんそくだとか、ダニが原因となり得ますので」
         
家のどこが、「ダニの巣窟」となってしまうのか、清掃関連の事業を手がける会社に、番組スタッフの自宅で、対策を教えてもらいました。注意が必要なのは、寝室です。
        
ダスキン広報 橋本恵さん
「(ダニは)湿度が高くて暗くて、潜り込める場所を好むので、こういったお布団周り
        
特に布団には、多くのダニがいるといいます。
          
ダスキン広報 橋本恵さん
「ダニの栄養源となる人間の体から出たアカやフケが豊富なので、こまめに枕カバーであったりとかシーツなどお洗濯していただいて」
        
シーツなどはこまめに洗濯し、週に1回は布団に掃除機を。繁殖の原因となる湿気を防ぐため、梅雨の時期は、十分な乾燥も重要だといいます。
さらに─。
       
ダスキン広報 橋本恵さん
「こういったラグも食べこぼしの汚れとか、ほこりなどがダニのえさになり得るので」
         
また、ペットの抜け毛にホコリがからむと、ダニがくっつくこともあるため、こまめな掃除が必要だということです。
         
巣ごもり生活が、コロナ禍で長引きます。梅雨の今、ダニ対策が重要となっています。
          
         
ダニは、就寝時の痒みの原因の一つになります。
しかし、ある程度、対策を行うことで、影響を軽減することができる「悪化要因」でもあります。
何もしない、ことは、直接自分の状態に関わることもあるので、意識して対策を行うようにしましょう。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

ダニの影響は、一人暮らしで、布団を干す機会が作りづらい方は、受けやすいようです。
夏にジュクジュクした症状が見られる方は、注意しましょう。

2021年7月19日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日は今回のテーマの最後で、就寝前のスキンケアについてです。
          
       
5.就寝時の保湿は忘れずに
        
エアコンを使用した際のアトピー性皮膚炎への大きなマイナス点の一つが肌の乾燥です。
その影響を最小限にとどめるため、エアコンを長時間使用する際には、就寝前、安然宣言スキンオイルΩ、プルル植物性ベビーオイルなどのオイル系アイテムで、保湿ケアを行っておくようにしましょう。
特に首や顔、手など衣類に覆われていない部分には要注意です。
チクチクムズムズした、乾燥のサインを感じた場合には、就寝中であっても、オイル系の保湿ケアを行うようにしましょう。

また、寝具と寝巻についても注意が必要です。
エアコンを長時間使用する場合には、肌の露出部位が減らせるよう、タオルケットなど蒸し暑くない寝具を使用するようにしましょう。
          
          
夜の睡眠確保は、アトピー性皮膚炎の炎症を自分でコントロールする(副腎皮質ホルモン)ための活動や、ダメージを受けた肌状態(掻き壊した肌)を回復させる(成長ホルモン)ためにもしっかり行っていくことが重要です。
そして、熱帯夜の睡眠確保は、エアコンを使用した際のマイナス点(乾燥など)を上回る大切なポイントになります。
上手にエアコンを活用しながら、乗り切っていきましょう。

                      
おまけ★★★★南のつぶやき

熱帯夜の対策、睡眠時の対策など気になる点があれば、お気軽にアトピー相談室までご相談ください。

●アトピー相談室 フリーダイヤル 0120-866-933(受付10時~19時)

2021年7月18日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                       
今日は、扇風機の活用についてです。
         
       
4.扇風機は上手く活用しよう
        
エアコンの設定温度を高めにした場合、少しでも快適性を増すために扇風機を上手く活用するのも一つの方法です。
先に述べたように、天井と床付近では気温差がありますが、扇風機を使って空気を撹拌することで、室内の上下の気温差を少なくすることができます。
気温差が減ることで、冷やしすぎの予防にもなります。
注意点としては、扇風機の風を直接肌に当てないようにしてください。
室内の空気の撹拌をしっかり行うため、扇風機はできるだけ上を向かせて、首振り状態にしましょう。
      
なお、最近は、扇風機の性能もアップしています。
真上を向く機種や、羽のない扇風機、水を入れておくことで気化熱で冷やす冷風扇など、さまざまな扇風機があります。
そういった新しい機能の中で、活用できそうなものは上手に活用ください。
なお、エアコンを使用した際の乾燥対策として加湿器を使われる方もいますが、今の季節、カビの影響が心配です。
もし使われる場合には、壁紙が変色していないか、机やテレビの裏にカビが発生していないか、など、室内のカビの繁殖に気をつけましょう。
明日は就寝前のスキンケアについてです。

                       
おまけ★★★★博士のつぶやき

アトピー性皮膚炎の方で、エアコンを嫌って一晩中扇風機で対応する方がおるが、かえって起床時の肌状態を悪化させてしまうことがある。
風を肌に直接浴びせると、気化熱を生みやすくなるため、肌の水分量は減少するから気をつける必要はあるじゃろうの。

2021年7月17日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                     
今日も昨日の続きで「設定温度」について考えてみましょう。
          
          
3.設定温度は高めに
       
最近のエアコンは性能もアップしていますが、その半面、人がいる場所を検知して風を当てるようにするなど、アトピー性皮膚炎の肌状態に対してマイナスとなる機能もあります。
そうした機能の一つが設定温度です。
基本的に温度の検知はエアコン本体内で行います。
そしてエアコンが設置されている場所は、ほとんどが天井に近い壁付近ですが、冷たい空気は下に温かい空気は上にとどまりやすい性質上、エアコン内部で検知した温度は人が寝ている床付近よりも高くなります。
最近のエアコンは、そうした温度差も計算して調整してますが、上下の温度差により、設定温度よりも床付近は温度が低くめとなります。
先に述べたように、気温が下がりづらい熱帯夜の場合、長時間エアコンの使用を行った方がよいケースがありますが、そういった際、設定温度は日中よりも2~3度高めにするようにしましょう。
ヒトの体温は、日中変動は大きく、昼間と就寝時では1度近い差があります。
日中、快適に感じる設定温度は就寝時では寒く感じることもあり、深い睡眠を阻害することもあります。
基本的には、寝汗がまとわりつかない程度の気温設定が望ましく、具体的には28~29度ぐらいを目安にして、あとは体感的に好ましい温度に変化させてみると良いでしょう。
       
        
明日は扇風機の活用についてです。

                     
おまけ★★★★東のつぶやき

体温は就寝中は代謝も落ちるため下がる傾向があります。
体温の一度の違いは体調にも影響を与えることがありますので、就寝中、下げすぎないような注意は大切かもしれませんね。