| 2009 年 1 月 7 日 相談スタッフ:南さん |
明けましておめでとうございます。
南です。
皆さん、お正月はどのように過ごされましたか?
私は、昨日の北さんのブログに書いてあったように、富士山に行ってきました!
温泉、気持よかったですよ。
今年も、皆さんからのお便りや、相談をお受けしている中での出来事を、いろいろと書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
今日は、ある方のお話をご紹介したいと思います。
最初に電話をいただいたのは、数年前のことでした。
「もう頭にきました!悔しくて、悔しくて・・・」
相談の電話を取ったら、いきなり、せきをきったように話された方がいました。
なんでも、お子さまの体調が悪くて近所のかかりつけの病院に行ったら、病院の先生からその体調のこととは関係のないアトピー性皮膚炎のことで、
「お母さん、子どもさんはアトピーでしょ。
きちんと薬を使っているんですか」
「こんな状態にして、かわいそうでしょ。
お母さんの責任ですからね。
お風呂に入っているだけでアトピーが治るんでしたら医者はいりませんよ。
アトピーは治らない病気だから上手く薬でコントロールするしかないんですからね」
と、言われたそうです。
この方は、アトピー治療で子どもにステロイドは使用したくなかったので、温泉湯治を行っていた方です。
「なんとか、子どものアトピーを良くして、その先生に、薬を使用しないでも、こんなにきれいになった、と言ってやりたいです」
もう、電話口の向こうでは涙声で話されていました。
それから数年の時がたった昨年末に、その方から電話がありました。
「聞いてください!!とってもびっくりすることがあったんです!」
その頃は、お子さまのアトピー性皮膚炎は良くなっていました。
ちょうど先月中旬頃に、本当に偶然に町で、昔通院していて「お母さんの責任なのですよ」と、怒られた病院の先生に出会ったそうです。
その先生は、主治医としてお付き合いしていたので、ひどい一言を言われてから疎遠になっていても、お母さんの顔はわかったのでしょうね。
そして、その横にいたお子さまにも見覚えがあったのでしょう。
「あっ!」
まず、その一言がでました。
「あの後、どんな治療をしていたんですか?」
とにかく先生は驚いていたようです。
お母さんは
「あのあと、そのまま温泉湯治を続けました。
もちろん、何も薬は使っていません。
そしておかげさまで、こんなに良くなったんです」
と話されたそうです。
すると、その先生は、「そうですか・・」と言っただけで、その場を離れて行かれたそうです。
お母さんも、その先生を恨んでいたわけではありませんが、「お母さんの責任ですよ」という一言が、ずっとひっかかっていたので、何となく胸の溜飲が下がった思いがしたということでした。
アトピー性皮膚炎で苦しんでいる方の中には、病院の先生の言葉に励まされるかたもいるでしょうが、逆に落ち込んでしまい希望を失ったかたもいるでしょう。
時にはアトピー性皮膚炎は治らない、遺伝するなどちょっとした一言が本人を苦しめます。
病院の先生だけではなく、友達や職場学校、近所親戚などの一言も然りです。
しかし、そこで終わっては何も進みません。
この方はその言葉をバネに、頑張った方です。
言葉ひとつで、気持も変わります。
それは、やる気が出ることもあるでしょうし、また絶望にも変わります。
しかし、一生懸命努力しても、結果が出てくるのが早いとは限りません。
個人個人によって方法も異なるでしょう。
特に、生活環境や体力など、アトピー性皮膚炎に関わる要因には、個人差が大きいため、回復までの経過は違ってきます。
当然、前向きな気持ちが継続できないときもあるかもしれません。
アトピー性皮膚炎で苦しんでいる方は、あまり周りの言葉に気落ちすることなく、しっかりと自分の目標に向かってやるべきことを行うようにしたいものです。
そして、周りの人は、苦しんでいる方の気持ちに立って、時には優しく、時には励ましながら、本人が前向きになれるような言葉をかけてみてはどうでしょうか。
精神的な影響が、肉体的な影響に現れることは、誰もが経験したことはあるでしょう。
例えば、悩んでいるときに食欲が落ちるということも同じです。
特に、副腎皮質ホルモンが大きく関わっているアトピー性皮膚炎の場合、抗ストレス作用を有する副腎皮質ホルモンの働き故に、ストレスの影響は強く受けやすいものです。
アトピー性皮膚炎にとって、大事な言葉、それは「励まし」です。
そして、そこから前向きな気持ちが生まれるような環境を望みたいところですね。
おまけ★★★★博士のつぶやき
人が行動を継続するために、気持ちの在り方は、大きな要因と言えるじゃろう。
しかし、人である以上、体調やストレスなど、常に前向きな状態を継続することは難しいものじゃ。
じゃが、同時に前向きであろうとする気持ちは持てるはずじゃ。
アトピー性皮膚炎を克服するためには、家族の協力が必要なのは、こういう「励まし」という要因も大きいからじゃな。























