スキンケア用品はほとんど効果がない?(2)

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                        
今日は、昨日の続きになります。
        
         
●「スキンケア用品はほとんど効果がない」という主張に対する専門家の意見とは?
https://gigazine.net/news/20210905-skincare-science/
         
◆成分が皮膚の奥まで到達する必要がない場合もある
            
AsapSCIENCEはスキンケア用品の効果を検証する際に「成分が皮膚の奥まで到達するか否か」を重視しています。しかし、例えば角質の水分含有量を増やすことを目的とする保湿剤は、皮膚の奥まで到達する必要はありません。同様に、表皮に「紫外線から皮膚を保護する層」を形成することを目的としている日焼け止めも皮膚の奥まで成分を届ける必要はありません。
また、アトピー患者を対象にした研究では、皮膚の表面に塗布したワセリンが実際に角質層を厚くし、抗菌ペプチドの産生を増加させることが判明しています。
さらに、皮膚の表面を保湿することで傷跡が消えるという研究結果も存在しています。ワン氏はこれらの研究結果を基に、成分が皮膚の奥まで届くか否かは、スキンケア用品の効果と必ずしも関係しているとはいえないと主張しています。
         
◆科学的に効果が検証されていない理由
         
AsapSCIENCEは、ほとんどのスキンケア用品の効果は科学的に検証されていないと主張しています。ワン氏もこれを認めつつ、「スキンケア用品は医薬品ではなく、化粧品に分類されており、科学的に効果を検証しなくとも販売することができます」「販売戦略のために科学的な検証を行う場合もありますが、検証には何年もの時間と数百万ドル(数億円)の費用がかかることもあります。検証せずともユーザーが購入するのなら、検証を行うための強い理由は存在しません」と述べています。
日本を含むいくつかの国では医薬品と化粧品の中間にあたる医薬部外品(Quasi drug)という分類が存在しています。これらの国々では「薬物には分類されていないものの近い効果が期待される成分」を含むスキンケア用品が医薬部外品として販売されています。
             
        
今日は中盤部分です。
一つ、ポイントとして言えるのは、配合成分の科学的な検証がされていても、製品となった場合の検証が不十分なケースがあること、そして、そういった場合でも、配合成分の効果=製品の効果、と称されることが多い、ということでしょう。

確かに、皮膚の防御機能は高く、異物の侵入を防ぐ強固な働きを持っていますが、その場合の異物は、スキンケアのアイテムも同様です。
ただ、副次的な効果(文中でいえば「皮膚の表面に塗布したワセリンが実際に角質層を厚くし、抗菌ペプチドの産生を増加させることが判明しています。」といった部分)により影響を受けられる、という部分もあり、できれば多くの臨床例の中から、自分に合うものが選べると良いのではないでしょうか?

明日は最後になります。

                         
おまけ★★★★西のつぶやき

記事に書かれているワセリンの副次的効果は、同時に、副次的な副反応の可能性も指摘している、といえるだろう。
例えば、ワセリンに対するアレルギーや色素沈着など、科学的根拠や臨床例から、推測できるものもある。
効果と副反応は等しく現れることは忘れないようにして欲しいと思う。