順天堂大学の発表した研究記事より(2)

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                
今日は、昨日の続きになります。
記事の解説を行いたいと思います。
          
          
▼炎症を抑え皮膚の恒常性を維持するメカニズムを解明
https://www.juntendo.ac.jp/news/20210906-01.html
      
研究成果は次の通りになります。
       
●本研究成果のポイント
    
・皮膚バリア機能の破綻によって皮膚が肥厚し制御性T細胞(Treg)が浸潤する
・IL-33は皮膚にTregを遊走させ浸潤・集積させる
・Tregは免疫抑制に働くことで炎症を起こさないようにし、皮膚の恒常性を維持する
      
簡単に説明すると、皮膚の水分量が低下すると皮膚バリア機能が低下、アトピー性皮膚炎や乾癬といった皮膚炎発症に繋がりますが、皮膚のバリア機能が低下するとIL-33によって、免疫を抑制して炎症を起こさないように働く制御性T細胞(T-reg)が皮膚に集められます。皮膚の恒常性を維持する働きを持つ制御性T細胞の役割を解明することを目的に研究がおこなわれた、という内容です。

皮膚のバリア機能がアトピー性皮膚炎発症に強く関わっていることは、他の研究でも明らかになっており、この機能をいかに正常に保つのかが、アトピー性皮膚炎を治していく上で重要な「キー」となることが確認できます。
バリア機能を正常に保つためには、スキンケアなどで「皮膚を補助」することも大切ですが、睡眠や食事、運動、入浴など、バリア機能を左右する日常生活も重要です。
適切なケアと適切な日常生活の構築を行い、バリア機能を高められるようにしましょう。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

皮膚のバリア機能は、アトピー性皮膚炎の発症要因でもあり、悪化要因でもある。
これから乾燥する季節を迎えるが、角質層の水分が不足しないようなケアはしっかり行ってほしいものじゃ。