「樹状細胞」とアトピーとの関係とは?(2)

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                                 
今日は、昨日の続きです。
宮崎大学から発表された記事の内容について考えてみましょう。
         
       
●「樹状細胞」がアトピー性皮膚炎の悪化を防ぐ役割であることを宮崎大が確認
https://news.mynavi.jp/article/20210728-1932955/
      
記事の内容を要約してみると、
        
・細菌やウイルスなど、病原性微生物にた対する免疫応答は「樹状細胞」が起点となっている。
         
・樹状細胞を欠損させたマウスの実験では、野生型マウスとは異なり、アレルギー発症に寄与する複数種類の白血球が増加、免疫バランスが喪失していることが判明した。
           
・これまで樹状細胞はアトピー性皮膚炎の発症や悪化に関与しているのでは、と考えられていたが、今回の研究で樹状細胞は免疫バランスを維持することでアトピー性皮膚炎の悪化を阻止する作用があるのでは、と考えられる。
            
・樹状細胞がないことでアトピー性皮膚炎に悪化の影響を与えるのではなく、樹状細胞があることで「自分の力(免疫力)でアトピー性皮膚炎の反応を抑制する」ことができる。
         
         
研究の結果からは、アトピー性皮膚炎の新たな治療法として、この樹状細胞に関わる要素を取り入れよう、と考えているようです。
そして、今回の研究から、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させることを防ぐためには、免疫のバランスが大事であることが分かります。
あとぴナビのケアアイテムに中で、TGFガードやFグリンアップといった免疫に働きかけるサプリメントがお肌の状態に良い影響を与えることがあるのは、フィラグリンなどへの働きかけ以外にも、こうした免疫のバランスも関わっているのかもしれません。
樹状細胞に対する研究の推移に注目したいと思います。
                 

                                 

おまけ★★★★博士のつぶやき

「ないことでマイナスに働く」のではなく「あることでプラスに働く」というのは、結果から見ると同じ意味合いに見えるかもしれんが、その内容は大きく異なると言えるじゃろう。
もっとも、卵が先か鶏が先か、と似たような議論に発展しやすく、結論は出ないじゃろうが、いずれにしても、今回の研究内容から、症状の悪化する大きな要因が免疫バランスにある、という側面は確かなのじゃろうの。