感染症とアトピーと梅雨の時期の対象方法(4)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
今日も昨日の続きです。

●菌の数を減らす

まず、最初に行いたいのは、皮膚に存在する感染症の元となる菌の数を減らすことです。
方法としては消毒や洗浄などがありますが、強い薬剤を使用した消毒の場合、菌を一時的に減らせても、無菌状態を維持することはできませんから、再び感染症の元となる菌を繁殖させてしまい、繰り返し炎症状態が続く、というケースに陥ることも珍しくありません。

ただ、アトピー性皮膚炎の方に対する治療で見ると、消毒という手段は、一時的な痒みの軽減に役立つことがあります。
昔、アトピー性皮膚炎の治療として行われていた「イソジン消毒」なども、こうした感染症の部分を軽減させることで痒みを減少させていた治療法です。
しかし、消毒が恒久的な菌の減少につながらない場合、反復継続した消毒を繰り返すと、今度は皮膚のバリア機能そのものが低下することになります(常在菌も減少させることになるため)。
イソジン消毒は現在は、積極的にアトピー性皮膚炎の治療として行われなくなりましたが、アトピー性皮膚炎治療の主流にならなかったのは、反復継続して症状が再燃する方が多かったためと言えるでしょう。

しかし、純粋に痒みを減らすことだけで見ると、消毒と言う手段が全く無意味、ということはありません。
一時的な痒みの減少だけを目的に行うのであれば十分に有効性はあるとも言えます。
ようは、消毒だけを行うのではなく、消毒を行いながら、他に感染症を軽減できる方法、あるいは常在菌の数を維持できるケアを並行して行うことが大切になってくると言えるでしょう。
明日は、感染症の炎症によるダメージの軽減の部分について考えていきましょう。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

イソジン消毒以外にも、超酸性水など消毒によるアトピー性皮膚炎治療は昔は活発に行われていましたが、そのほとんどの治療は、今は姿を消しています。
患者側に支持されなかった理由、というのを考えることは大切なのかもしれません。