感染症とアトピーと梅雨の時期の対象方法(3)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                   
今日は昨日の続きで感染症の痒みの対処について考えてみたいと思います。

●感染症の痒みの対処とは?

基本的に、感染症の痒みとは「菌(ウイルス)が排出する毒素」により炎症が引き起こされます。
菌の数が少なければ、炎症が生じるほどの毒素量にはなりませんが、菌が増殖することでその量が増え、炎症も大きくなってきます。
そして、炎症(赤み)から痒みが生まれると、掻き壊すことで、掻き壊しに対する炎症が生じ、そこから次の痒みへと連鎖的に広がることになります。

本来、最初の炎症が生じた時点で、体は毒素などに対する「対処」を行おうとしたわけですから、炎症の原因自体は減少することになり、やがて痒みも減ってきます。
健常な方に生じる感染症は、比較的早い段階で炎症のピークを迎え、あとは肌の回復力に合わせて1週間~10日ほどで治癒することになります。

例えば、アトピー性皮膚炎でない子どもがとびひになっても、一定期間で治癒しますが、アトピー性皮膚炎を抱えた子どもの場合、とびひから炎症が広がるケースは珍しくありません。

これは、アトピー性皮膚炎の方の場合、感染症の痒みに加えてアトピー性皮膚炎の痒みも同時に生じることで、炎症のピークの山は丘のようななだらかに広がった状態で続くことになるからです。
梅雨の時期、湿度などが高いことで、もともと感染症が悪化しやすい環境にあるため、感染症+アトピー性皮膚炎の複合した状態は、肌状態を著しく悪化させやすくなります。

では、どのように対処を考えればよいのでしょうか?
続きは明日です。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

アトピー性皮膚炎の痒みと感染症の痒みが同時に肌に生じている場合、そのどちらが関わった痒みなのかを部位別に判定することは非常に難しいと言える。
しかし、治療やケアからみた場合、上手な線引きの元、リスクを軽減しながら行うことは可能じゃ。
肌の状態をしっかり把握して、適切な治療やケアにつなげて欲しいの。