2021年夏号の記事より、夏のアトピーケア(6)

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

                     
今日は、体的な医療以外の感染症対策の方法についてです。
          
         
▼夏のアトピーケアの基本とは?
(2021年あとぴナビ夏号、より)
            
 
▼感染症対策の方法(医療以外で)
        
・洗浄
感染症の予防、あるいは悪化を防ぐために、適切な洗浄は必要です。
ただ、石けんやボディソープなどで洗浄した場合、界面活性剤による皮脂への影響は避けられず、多少のバリア機能の低下が見られることがありますので、掻き壊しなどが見られる肌の場合、夏場であっても、洗浄後にはオイル系アイテムで、保湿・保護のケアを重点に行うようにしましょう。
        
・入浴
皮膚表面における免疫機能には、「血液」により運ばれる物質も深く関わっています。そのため、血流が良い状態かどうかもポイントの一つです。
適切な入浴で冷えの状態を解消しておきましょう。
         
・スキンケア
掻き壊し→バリア機能低下→感染症→炎症→掻き壊し・・・・といった悪循環のループは、どこかを断ち切ることが必要です。薬の場合、「炎症」という部分をステロイド剤など免疫を抑制する薬剤により断ち切るわけですが、炎症は断ち切れても、免疫を低下させることで「感染症」の部分を強めたり、新たに悪循環を作り出すことがあります。そこで、まずは、適切なスキンケアを行い、「バリア機能の低下」という部分を断ち切るようにしましょう。お薬をお使いの場合も、この部分は強化するように心がけると良いでしょう。
        
・睡眠
2015年9月に発表されたカリフォルニア大学サンフランシスコ校などの研究チームの研究結果では、6時間以下の睡眠時間だった人は7時間以上睡眠を取る人より4.2倍風邪にかかりやすく、5時間以下の睡眠では4.5倍にもなることが確認できたそうです。
風邪と皮膚の感染症は原因菌やウィルスが一致しているわけではありませんが、少なくとも、それらの病原性を持つ外敵から身を守る免疫機能が低下した状態にあったことは確かでしょう。
寝汗なども関係してくる季節ですから、アトピー性皮膚炎の痒みで夜が眠れない状態の場合、睡眠がとれないことで悪循環が形成されやすい側面もありますので注意が必要です。
          
・食事
食事も、免疫機能には深く関わっています。特に、ミネラルやビタミンの不足、甘いものの過剰摂取は皮膚免疫にマイナスの要因となりますので注意が必要です。感染症だけでなく、アトピー性皮膚炎に対する食事の面から考えても、基本は「和食」を中心にしてみましょう。みそ汁や漬物、納豆などは、植物性の乳酸菌が摂取できますし、洋食よりも脂質とタンパク質の摂取割合がアトピー性皮膚炎の方にとっては、良い状態で摂取しやすいでしょう。
        
      
明日は、今回のテーマの最後として「入浴」についてです。

                    
おまけ★★★★大田のつぶやき

基本的な対策は、毎日の生活習慣の延長線上にあります。
これは、全ての対策に共通することですが、「体の土台」を良い状態でいかに保つかがカギとなりますので、生活習慣には気をつけるようにしましょう。