新型コロナウイルス対策のこれから(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日は昨日の続きです。

感染しないためのゼロベースの対策が難しいこと、そして、実行されているのは「感染する確率をわずかでも下げるため」の対策であることを昨日は述べました。
では、そうした現在行われている対策のどこに問題点があるのでしょうか?

まず、現在、行われている飲食店の8時以降の営業を禁止する対策ですが、これはその禁止が実効性を持っているのではなく、日本人が持つ「良心」に事実上、期待しているような対策です。
なぜなら、ウイルスの活動は8時以降に活発化するようなことはなく、24時間同じであることを考えると、8時以降の営業禁止と8時までの営業してよいという相反する政策が行われているからです。
8時以降の飲食を禁止することで、個々人がそうした場にいかないことを促すための対策に過ぎません。

無症状で周囲に感染させることができる患者と密閉された同じ空間にいることは、新型コロナウイルス患者の治療を行う集中治療室の現場と似た状況にあることを忘れてはならないでしょう。
新型コロナウイルスの治療の現場で、マスクを僅かな時間でも外すことは常識的には考えられません。
治療している同じ病室で、マスク会食はもちろん、食事する医師や看護師はいないでしょう。

それが、今の感染症対策を行う中で一部許されているのは、患者がいなければ感染しない、一定のウイルス量が入らなければ発症しない、などの目に見えない「防御条件」のようなものがあるからです。
夜8時以降の飲食店の営業の禁止は「夜8時以降は飲食させないから大丈夫」と考えるのではなく、「夜8時までの営業時間内は感染のリスクを抱えている」と考えるべきなのです。

昨年の4月に最初に緊急事態宣言が出された状況を鑑みると、今後、患者数は少しずつ増加、もし今月下旬に緊急事態宣言が全て解除されれば、ゴールデンウィーク前には今の倍以上の患者数、多ければ昨年末から正月にかけての患者数に匹敵する数となることも考えられます。
もっとも、大阪や愛知など、すでに緊急事態宣言が解除された地域の患者が増加傾向が見られることがあれば、月内の緊急事態宣言の解除はされないでしょうから、実際の患者数は現在よりも微増しながら増えていく可能性が高いのでしょう。

ワクチンの摂取は、欧州からの輸出の問題もあり、遅れがちになりそうであることを考えると、感染症は「人が運ぶ」ことを忘れずに、個々人の対策を考えて欲しいと思います。

                     
おまけ★★★★博士のつぶやき

日本では欧米のような強い措置、ロックダウンはとることが難しい。
それを補う日本人個々人の資質が役立っているとは思うが、中途半端な対策にならざるをえない分、ゼロベースにはならんのじゃろう。
できる限り、個々人が意識して行動することは大切じゃろうの。