新型コロナウイルス対策のこれから(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
緊急事態宣言が一都三県では延長されましたが、解除された地域もあるせいか、人出が多くなっているようです。
東京都の感染者数も、下げ止まり、逆に増加の兆しもあります。
重症患者の対応ベット数の割合が改善されていますが、年末程度の患者数になれば、すぐにその余裕はなくなるでしょう。

感染症対策の基本は、「感染者と接触しない」です。
新型コロナウイルスが他の感染症と比べてやっかいなのは、感染を広げる恐れのある無症状の感染者の存在です。
例えば、インフルエンザは、感染後は早期に強い症状が現れやすく、感染者の活動そのものが抑制されることで(倦怠感や高熱などで動けなくなるため)、接触機会を軽減できます。
また、稀な危険度の高いエボラウイルスも、感染を拡大するのは症状が現れてからで隔離も容易なため、感染力が非常に強くても、封じ込めやすいと言えるでしょう。

新型コロナウイルスが、これだけ世界中に蔓延した大きな理由は、やはり「感染させることが可能な無症状の感染者」にあります。

患者が1か月は現れていない地方の閉鎖された都市で、外部からの人の流入がなければ、飲食店でマスクをつける必要はありません。なぜなら、感染者がいないからです。
一方、都市部で感染者が常に一定数いる地域においては、出歩ける状態の感染者がウイルスをばらまく可能性がある以上、外ではマスクを「外す」ことをできるだけ避けなければなりません。

神奈川県では「マスク会食」を進めていますが、「マスク会食」を行うことで感染を確実に防げているわけはありません。
飲食の場でマスクを外すタイミングがある以上、感染のリスクは必ず存在します。
もちろん、経済のことも並行して考えなければならない以上、感染者をゼロベースにするための対策の問題はあるでしょう。また、感染は、ウイルスに暴露(ウイルスを体内に取り入れる)ことで必ず発症するわけではなく、一定以上のウイルス量が体内に入る必要もあります。
こうしたことを合わせて考えると、「確実に感染しない」方法は、感染者が存在する空間にいかないこと、そして「感染する確率を大きく下げる」方法は、感染者が存在する空間においては、マスクを外さないことです。

では、現在、行われている新型コロナウイルス対策はどこに問題点があるのでしょうか?
続きは明日にしたいと思います。

                    
おまけ★★★★大田のつぶやき

家庭内感染が増加していますが、ウイルスは家庭内に「持ち込まれて」いるのであって、家庭内で突然発生しているわけではありません。
持ち込まれる「元」が何なのかをしっかり考えることは大切でしょう。