冬の季節の誤ったアトピーのスキンケアとは?(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
今日は昨日の続きで、もう一つの誤ったケア方法について見ていきましょう。

・油分のケアに頼る

もう一つ、誤ったスキンケアで多いのが「油分のケアに頼る」といったケアです。
ご相談の中で、どのようなスキンケアを行っているのか、とお尋ねすると「液状のオイルケアを行っている」という方がおられます。
そういった方のお肌の状態をお聞きすると、掻き壊しが多かったり、長年のステロイド剤の使用により肥厚したりひび割れした肌状態のことが多い傾向があります。
角質層そのものにダメージがあると、水分のケアアイテムを使用すると、含有する水分が浸透していく際に、浸みる刺激を与えやすくなります。
そして、そのアトピー性皮膚炎の方のダメージが大きい肌状態で「浸みる」とかなりの痛みを伴います。
一方、オイル系のケアアイテムは、分子量が大きいので表皮内に浸透しづらく、浸みないため、ダメージが強いアトピー性皮膚炎の方ほど、オイル系のケアアイテムに頼る傾向が見られます。
また、オイル系アイテムは肌に浸透せずに表面に残るため、多少のべたつき感はあっても、肌が「柔らかくなった」という感覚になります。

しかし、バリア機能を高めるために必要なのは、「角質層内」の水分です。
いくら表面をオイル系アイテムで覆っても、角質層内の水分が急激に増えることはありません。乾燥した肌は、中からではなく外から水分を与える必要があるのです。

確かに、浸みるケアを続けることは苦痛かもしれません。しかし、オイル系のアイテムだけで乾燥状態の肌をケアしても、見た目や触り心地は改善したように見えるかもしれませんが、アトピー性皮膚炎の改善に必要なバリア機能の改善にはつながりません。
まずは、できるだけ浸みづらい状態で水分ケアをどのように行っていくのかを考えて欲しいと思います。

具体的には、オイル系アイテムでプレケアを行ってから保水ケアを行う、チュビファーストを使ってじっくりと保水を行うなどの方法があります。
ご自身の肌状態に合わせて、どのように無理のない保水ケアを行えばよいのかは、お気軽にアトピー相談室までご相談ください。

●アトピー相談室 フリーダイヤル 0120-866-933(受付 10時~19時)

                      
おまけ★★★★大田のつぶやき

誤ったスキンケアは、アトピー性皮膚炎の改善につながらないばかりか、逆に肌状態を悪化させることもあります。
健常な方とアトピー性皮膚炎の方では、求められるケアの「レベル」が違うこと、そしてバリア機能を高めるため、どういったケアが適切なのかをしっかり見極めて実践するようにしましょう。