新型コロナの4つの後遺症の病態とは?(3)

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
今日は、最近、少し話題になっている新型コロナウイルスの後遺症について記事があったので紹介しましょう。
          
          
●抜け毛、息切れ、味覚異常…無症状の若者を襲う「コロナ後遺症」の4つの病態
https://news.yahoo.co.jp/articles/58530842e469c28ff6707548da287397dacad91b
        
■「すべてのものが腐ったような臭い」
        
嗅覚異常が起こる原因については、これまでの研究から、嗅覚神経に直接ウイルスが感染するのではなく、神経細胞を支えている細胞がウイルス感染により傷害を受けることによると考えられています(11)。
さらに血中のインターロイキン6という炎症マーカーが上昇するのと同時に、嗅覚異常が起こることが報告されていることから(12)、嗅覚神経の周辺にウイルスが感染して、それに対して炎症が起こり、嗅覚神経を傷つけてしまうこともあるようです。
嗅覚神経周辺の傷害の度合いによって、症状も違ってきます。傷害が修復されると、嗅覚異常も改善されます。これまでの報告では、嗅覚異常があった新型コロナの患者さんのうち、70~90%は数週間から1カ月程度で回復しています(13、14)。
一方、一部の方では、嗅覚がすぐには回復せずに、長い時間かかる場合もあります。これは、嗅覚神経の傷害度合いが高かったためと思われます。
この場合、回復のためには嗅覚神経の再生と再配線が必要となります。再配線がうまくいかないと、同じ匂いが昔と違って感じたり、特定の匂いが感じにくくなったりします。なかには「すべてのものが腐ったような臭いがする」と訴える方もいます。
さらに嗅覚神経が死滅してしまうこともあるようで、その場合は匂いを感じることができなくなってしまいます。嗅覚がなくなると、腐敗した食べ物や煙の臭いを感知できなくなり、食中毒や火事に遭遇するリスクが高くなります。
また、食べ物の味は味覚と嗅覚で感じるため、嗅覚がなくなるとおいしさを感じなくなり、食欲を失うことになります。食欲は人間にとって重要な欲求で、これがなくなることによりうつ病になるリスクが上がるといわれています。
         
■「どうせ無症状か軽症」と油断してはいけない
         
新型コロナの感染者は、全世界で1億人を超えました。10%の患者さんがLong Covidに悩まされるということは、1000万人もの人が感染後も長期間にわたって後遺症に苦しめられる可能性があるのです。
若い人の中には、感染してもどうせ無症状か軽症で済むのだから、罹ってもかまわないと考えている人も多いようです。しかしはじめに述べたとおり、感染時の症状がない場合や軽症の場合でも、後遺症になることがあります。年齢も関係ありません。新型コロナに感染してしまうと、だれでも後遺症の可能性があるのです。そして後遺症の症状の深刻さを思えば、感染しないに越したことはないのです。
感染予防の切り札としてワクチンに期待が集まっていますが、全国民にいきわたるにはまだまだ時間がかかりそうです。ワクチンが普及するまでは、これまで通り感染予防の根幹である、マスクの着用、3密を避ける、うがい手洗いを徹底しましょう。
また前回のコラム「『ワクチンまではこれで身を守れ』最新コロナ論文を追う免疫学者が訴える栄養素」でご紹介したように、新型コロナの感染・重症化を防ぐために、ビタミンDを服用することも有効かもしれません。さらに検査(筆者プロフィールにリンクあり)によって、自分が新型コロナウイルスに感染しやすいのか、重症化しやすいのかを知ることも、効率的なコロナ対策を行う上で有効です。
            
        
記事は以上です。
神経系へも影響を与えることは、かなり心配な状況と言えます。
今後、数億人が感染した場合、後遺症に苦しめられる患者が10%いるとすれば、数千万人もの方が対象となるからです。
やはり、感染しないための「努力」をしっかりと行っておくようにしましょう。

                           
おまけ★★★★大田のつぶやき

これからワクチンの摂取が日本でも開始されますが、アメリカでは自国内での消費を優先、ヨーロッパでもワクチンの輸出は、制限がかかり始めていることから、いきわたるまでにはかなりの時間が必要と考えられます。
マスクや手洗いなど、最低限の防御対策は忘れずに行いましょう。