新型コロナウイルスを治療する医療現場と同じ環境での行動とは?

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      

非常事態宣言も再発令され、新型コロナウイルスの感染拡大は続いています。
飲食店の午後8時以降の休業では昼の飲食の問題が解決されていない、などの問題点も指摘されていますが、現在の感染状況を考えた場合、どういった対策を行えばよいのでしょうか?

夏と冬では、気温と湿度が違いますが、ウイルスの生存環境や飛散距離などにも影響を与えます。
冬は付着したウイルスの生存時間が夏よりもかなり長くなることが分かっています。
また、湿度が低いことでエアロゾル化した場合の浮遊時間は短くなりますが、飛沫の飛散距離は長くなります。

したがって、冬で気をつけたい主な感染ルートは、

A・会話などによる飛沫からの感染
B・手で触れる場所に付着したウイルスからの感染

の主に二つとなります。

Aはサージカルマスクの常時着用(布マスクやウレタンマスクではなく)、Bは手洗いや消毒の徹底により、かなり防ぐことはできるでしょう。
簡単にいえば、感染者を治療する医療の現場で行われていることを行えば、感染者が近くにいても、感染のリスクは低くなる、ということです。

ただ、現在の感染状況を考えると、サージカルマスクの常時着用、というのは、かなり意識する必要があるでしょう。
年末に「マスク会食」などの方法が推奨されていましたが、ウイルスの感染リスクがある場所で、マスクを外している時点でそのリスクは急増します。
簡単にいえば、感染者の治療にあたる現場で、短時間であったとしても何度もマスクを外していればどうなるかを想像してみると良いでしょう。
会食を行う場に、感染者が一人もいなければ、当然感染リスクはありません。
しかし、感染者が一人でもいれば、それは感染者を治療する現場に近い状況にあると考えるべきでしょう。
もちろん、ウイルスへの暴露、感染、発症は、それぞれ別物ですので、ウイルスに暴露されたからと言って必ず感染するわけではありません。しかし、感染につながる暴露は、主に時間と比例します。
ウイルス量が少ない環境であっても、そこに長時間滞在することで、累積されたウイルス量は感染する閾値を越えることがあります。

感染しないための対策は、感染するリスクがある場所では「マスクを外さない」、「粘膜に触れる前には必ず手を洗うか消毒する」の二つの徹底にあります。
新型コロナウイルスは、基本的にヒトが運んでいます。
会食、カラオケ、ジム、ライブハウスなど、個々人がそこに訪れる理由はあると思います。
しかし、ウイルスはそうした理由を考慮してはくれません。
個々人ができる「感染症の対策」が徹底できなければ、いかなる理由があろうとも、その行動が感染リスクを高めていることを忘れないようにしましょう。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

ウイルスの感染は、ウイルスに暴露(ウイルスが体内に侵入すること)されることがスタートになる。
逆にいえば、ウイルスに暴露されることさえなければ、感染も発症もしない。
今、新型コロナウイルスの対策として行われていることは、ウイルスの暴露を減らす対策ではあるが、暴露自体を防ぐことはできない対策が多い。
諸外国において、ロックダウンが必要とされている理由は考えておく方が良いじゃろうの。