あとぴナビの過去の記事より(2016年1月)6

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日は、今回のテーマの最後となります。
まとめです。
        
          
●1月のアトピーケアと対策
(2016年1月の記事より)
      
これから二~三カ月は乾燥対策、冷え対策が重要な時期となっています。
お肌の状態に合わせた適切なスキンケア、そして冷え対策の入浴を行い、乾燥時期を乗り切りましょう。
なお、スキンケアや入浴を適切に行うためには、その方のお肌の状況、生活状況、生活環境などが関わってきます。
具体的な方法については、アトピー相談室までお気軽にご相談ください。
       
■コラム ステロイド剤の功罪とは?
       
アトピー性皮膚炎の方が感じる痒みは、アレルギー的な炎症反応から生じるものと、痒みの神経線維が刺激を受けて生じるものに大別されます。
いったん掻き壊しが生じると、炎症反応が起きることは避けられませんので、「炎症反応」(掻き壊しから生じる炎症反応)による「痒み」を生むことが考えられますが、ステロイド剤やプロトピック軟膏など、免疫を抑制する薬剤の場合、全ての「炎症反応」から生じる痒み全般に効果が見られます。
そのため、ほとんどのアトピー性皮膚炎の方に対して、痒みを抑制する効果がみられます。
ただし、一様に全ての人に同じ使い方で同じ「効果」と同じ「副作用」がみられるわけではない、ということです。
免疫を抑制することが、結果的にバリア機能の低下につながる(免疫抑制により生じる感染症の悪化など)患者の場合は、繰り返しの使用に至ることで長期連用からステロイド剤の副作用を受けるリスクが高まる恐れがあります。
最近のアトピー性皮膚炎に関する論文発表を読む限り、バリア機能とステロイド剤の問題を考えると、表皮における細菌叢を検査しながら、一定期間の薬剤塗布後、症状が繰り返し現れ、さらに黄色ブドウ球菌やボービス菌が増加している状況であれば、ステロイド剤以外の治療法を選択肢に入れることも大切になってくるのではないかと考えます。
もし、ステロイド剤を使用しながら細菌叢が健常な方と変わらない状況が続く場合には、薬剤の使用もリスクを生じる可能性が低いのではないかと思います。
アトピー性皮膚炎=ステロイド剤治療、ではなく、お肌の状況に合わせて、治療法を選択、あるいは一つの治療を行う中で、リスクの兆候がある場合、他の治療法の選択を視野にいれることが、現在の、アトピー性皮膚炎患者の現状に即した対応(治療法)ではないでしょうか?
         
        
今回の記事の紹介は以上となります。
今年は新型コロナウイルスの対策も必要ですので、例年の冬とは違った状況ですが、アトピー性皮膚炎の方に必要なケアに大きな違いはありません。
適切なケアを心がけるようにしましょう。

                          
おまけ★★★★南のつぶやき

冬のケアは、お肌や冷えの対策など、多岐にわたります。
お悩みのことがあれば、お気軽にアトピー相談室までご相談ください。

●アトピー相談室 0120-866-933(受付 10時~19時)