緊急事態宣言の再発令を考える

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日もブログを担当します。

新型コロナウイルスの影響により、緊急事態宣言が再発令されました。
今回の緊急事態宣言は、まず一都三県に出されたものであること、また制限される内容も、昨年の冬に出された緊急事態宣言よりも緩やかなものとなっています。
経済とのバランスを考えた上でのことなのでしょうが、ウイルス自体の変異が問題視されている中、今回の対応で患者数の抑制にどれだけ効果を発揮できるのか、かなり未知数であると言えるでしょう。

感染症対策の基本は、ウイルスの拡散を防ぐことにあります。
新型コロナウイルスのようにヒトがウイルスを運ぶ場合には、ヒトとの接触を避ける、患者は隔離する、この二つを徹底すれば、抑え込むことができます。
ただ、新型コロナウイルスは、潜伏期間が比較的長いこと、無症状の患者が一定数いることから、後者の「患者の隔離」は困難な状況です。

致死率が高いウイルスとして良く聞くのは、エボラ出血熱や狂犬病があるでしょう。
しかし、これらのウイルスは、潜伏期間が短く、また発症後に感染力が高まるため、隔離が比較的容易です。
新型コロナウイルスがこれだけ拡散して、さらに抑制の兆しが見えないのも、発症前に感染力を持ち潜伏期間が長いからです。

今回は、夜8時以降の外出自粛、飲食店などの時間制限などが中心です。
ここで注意が必要なのは、今回の対策は根本的な感染症の対策までいたっていない、という点でしょう。
今回の対策を十分とするためには、私たちが「自覚して行動する」というプラス要素が必要になります。

感染症拡大につながっているのは「夜の飲食」ではありません。
関係してくるのは、会話など飛沫が飛散しやすい状況にある飲食です。
同じ状況にあるならば、時間は関係なく、昼の飲食も同様です。逆に夜の飲食でも、会話を避けて「食べる」だけなら、そのリスクは大きく軽減するでしょう。

つまり、なぜ「夜の8次以降の外出自粛、飲食店の時間制が必要なのか?」を考え、それが意味するところを、私たちが自覚して行動することが求められています。
だからこそ、今回の緊急事態制限による対策の不十分さが問題点として指摘されているわけです。

感染拡大を防止することは、私たち自身が「感染しない」ことを意味します。
経済のこと、保障に必要な費用のことなど、課題はいろいろとありますが、有効なワクチンが広まるまでの間は、新型コロナウイルスに対する根本的な対策と言える「ヒトとの接触を避ける」を常に意識することを忘れないようにしたいものです。

                           
おまけ★★★★博士のつぶやき

新型コロナウイルスの対策を優先して経済に制限を設けるべきか、あるいは経済を優先して新型コロナウイルスによるある程度の「犠牲」は許容するべきなのか、意見はいろいろあると思う。
感がなければならないとすれば、「犠牲」を許容するとした場合、その許容は「どこまで」なのか、ということじゃろう。
日本の最近の感染状況の拡大は、変異種も疑われる。
ちょうど昨年3~4月のイタリアのような状況じゃ。
気が付けば、一日の感染者が万単位になり、死者数も数百人だった、という「犠牲」が許容できるのかは、良く考えた方が良いじゃろうの。