手荒れの重症化には注意を(1)

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
新型コロナウイルスの感染拡大とともに、再び、手洗いなど対策が注目されています。
ちょうど、冬の時期を迎え、頻繁な手洗いで、手荒れのご相談が増えています。
関係する記事を紹介しましょう。
        
        
●悪化すると日常生活に支障 ~手荒れの段階の具体的イメージ
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ba5118aed4b6a363ac5cc68702e96de8283afa6?p
            
生活習慣によって手荒れは大きく進んでしまいますし、悪化すると日常生活にも支障を来して皮膚科の治療が必要になります。しかし、自分の手がどの程度荒れているのか、なかなかイメージがつかみにくい、という人も少なくありません。そこで、どの程度皮膚にダメージがあれば手荒れなのか、その段階はどうなのか。正常な状態から初期、中期、重症とに分けてそれぞれ説明していきます。

◇バリアー機能が正常状態
皮膚表面の皮脂膜や角質細胞が正常な状態であれば、基本的に外からの刺激を防ぐことができます。手のひらや指先もきれいです。皮膚はきめ細かくすべすべしており、傷や手荒れができにくい状態です。日頃のハンドケアによって、この状態をキープしたいものです。
        
◇乾燥し始めた初期
一方、手荒れの初期の状態は皮脂膜が減少し、角質細胞も乾燥して縮小し、天然保湿因子が少なくなっています。せっけんやアルコール消毒液が残りやすい手首や指の間、手の甲にかけて荒れが広がりやすいので注意してください。特に利き手の指先は乾燥して皮がむけやすくなります。
対策としては、せっけんで手を洗った後は、手首や指の間にせっけんの泡が残らないように十分にすすぐこと。そして、その後に乾いた清潔なタオルで、ぬれている部分の水分をきちんと拭き取ることも大切です。乾燥が気になっている部分にはハンドクリームも使用します。
              
◇皮膚に亀裂が入る進行期
手荒れも進行期に入ると、はっきりとした症状が出てきます。皮脂膜は無くなり、角質細胞もはがれて減少してしまいます。皮膚自体も硬くなって亀裂が入り、ひび割れができます。
全体に赤く炎症を起こし、軽度のかゆみや痛みも伴うようになります。
このような状態で手を使う場合は、木綿やシルクの手袋を着用して、極力素手にはならないようにしましょう。特に水仕事をする場合は、さらに、その上にゴムやビニールの手袋を着けるとよいでしょう。
皮膚の角層は2週間で生まれ変わるので、この2週間くらいに徹底して手袋を使用すれば、かなり良くなります。また、手を洗うときは刺激の少ないせっけんを使用し、洗った後はきちんと水分を拭き取り、ハンドクリームをそのたびに塗ること、日頃のハンドケアも大切です。
          
◇症状が深刻な重症期
では、重症期とはどういう状況でしょうか。角質細胞がはがれて機能不全に陥るのはもちろん、皮膚にできた亀裂が表皮組織全体を貫いて出血を起こし、炎症は表皮組織の下の真皮組織にまで拡大していることもあります。
症状としても手が赤く腫れて皮むけがひどく、ジクジクして痛い、と深刻になります。かゆみも強くなり、夜中に目が覚めてしまうこともあります。さらに細菌などに感染して、爪囲(そうい)炎や蜂窩織(ほうかしき)炎などになるリスクも高まります。手荒れがひどくなって、血が出たり痛みが生じたりした場合には、早めに皮膚科を受診しましょう。
皮膚科での治療としては、かゆみが強い場合はステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬の内服を行います。また、痛みが強く、感染症を併発している場合は、抗生物質の内服を行う場合もあります。症状がひどくなればなるほど、治るまで時間がかかり、決して「手荒れくらい」などと軽視してはいけません。
       
       
今日は、まず記事の前半部分を紹介しました。
手は、いろいろなものに触れ、また「洗う」という行為も頻繁に行われます。
その分、他の皮膚の部位と比較しても、バリア機能が低下しやすい条件がそろっています。
明日は、ハンドクリームについて紹介しましょう。

                          
おまけ★★★★大田のつぶやき

アトピー性皮膚炎の方は、もともとバリア機能が低下しやすい状況にあり、手荒れの問題は、多くの方が常に抱えています。
悪化させない工夫は考えるようにしましょう。