冬のアトピーケア講座・保水(4)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                   
今日は、具体的にお肌に潤いを与える方法について考えましょう。
         
        
▼お肌に潤いを与える方法とは?
        
乾燥状態は、常に一定ではありません。
また、掻き壊しの度合いによっても、水分蒸散の関係で異なってきます。
そこで、お肌の乾燥度合いの状態別に、具体的なお肌への潤いの与え方について考えてみましょう。
         
●重ね塗り
       
もともと掻き壊しなどのダメージが少なく、乾燥状態が見られる肌の場合、水分系のアイテムでもあまり浸みることはありません。
お肌への負担なく、水分系のアイテムが使用できる場合には、「適切な水分」を与える方法としては重ね塗りがお勧めです。
一回のケアの量は、従来と同じで構いません。
その量が通常の乾燥肌に対して必要な量と考えた場合、アトピー性皮膚炎の方の「水分を保持する力弱い肌」に対して必要な水分は数倍必要になります。
そこで、これまでと同じケアで良いので、3回ほど重ね塗りを行うようにしてみましょう。
       
●コットンを使う
        
水分がお肌に少し浸みる、程度であれば、コットンを使うのも一つの方法でしょう。
具体的には、コットンに水分系のアイテムを浸みこませてから肌に乗せる、という方法です。
なお、コットンが乾燥すると再びお肌から水分を吸収しようとしますので、お肌に乗せたコットンは乾ききる前に外すようにしましょう。
        
●オイル系アイテムでプレケアを行う
         
掻き壊しがひどく、V字欠損も見られるような極端に乾燥した肌状態の場合には、コットンに含ませた水分でも肌に浸みることがあります。
そうした場合には、事前にオイル系アイテムでプレケアを行い、お肌に疑似的なバリア機能を形成させてから、保水を行うようにしてみましょう。
なお、プレケアでも浸みる場合には、チュビファーストを試してみても良いでしょう。
チュビファーストは筒状の人口シルクで作られた包帯で、二重に装着、一重目に水分を与えることで、体温で蒸散した一重目の水分が二層目とのわずかな空間に留まることで、ゆっくりと角質層に水分を補給できます。また、大気中の水分を吸収するような形のため、浸みることもほとんどありません。
ただ、蒸散した水分からの保水のため、その量は多くなく、浸みる状態が落ち着いてくれば、直接肌への保水も取り入れるようにしましょう。
         
       
明日は、最後のまとめです。

                     
おまけ★★★★博士のつぶやき

アトピー性皮膚炎の方のスキンケアについてよく見られる「誤り」とは、保水をどれだけしっかり行えていないのか、ということにあるのじゃが、それは冬の方がより顕著に現れやすい。
適切な方法で行って欲しいと思うの。