残暑から秋への季節の変わり目のケアの注意点(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                   
今日は昨日の続きです。
入浴について見ていきましょう。
        
   
▼入浴について
        
夏から残暑にかけて、入浴は短めにされていた方も多いと思います。
しかし、気温が下がってくると、アトピー性皮膚炎の方は、自分で皮脂をしっかり作りだす機能が十分に働かず、バリア機能が低下することで、痒みや炎症が悪化するケースが多くなります。
そのため、これからの季節、入浴で「皮脂を作る訓練」はぜひ行うようにしましょう。
具体的には、入浴環境(塩素対策など)を整えたうえで、入浴温度を高くならないように注意しながら、ジワッとした汗が出てくるまで入浴することです。
目安としては、小児で20分、成人で30分ぐらいから始めると良いでしょう。
なお、入浴温度を40℃以上に高くすると、皮膚の乾燥が進むことになります。
アトピー性皮膚炎の方にとって、これは大きなマイナス要因です。
入浴は、正しく行えば、アトピー性皮膚炎に対して大きなプラスを与えてくれますが、少し誤った方法で行うだけで、逆にアトピー性皮膚炎を悪化させることもあります。
情報誌あとぴナビ、あるいはメルマガでも何度も繰り返し述べてきましたが、それでも冬になると増えるのが、入浴温度が高いことによる乾燥や炎症の悪化です。
ぬるい温度では、寒くなるほど、温まった感じがしにくいことは確かです。
また、日本人の入浴温度の平均は、調査によると41℃となっていて、少し高めの方が気持ち良く感じるのでしょう。
しかし、アトピー性皮膚炎の方にとって「必要な」入浴は、皮膚の温度を上げて「皮膚を温める」ことではありません。
血流を良くして、汗と同時に皮脂も分泌して、皮脂膜を自分で形成できるようにすることが大切になのです。
お肌にとって「必要な入浴」を心がけるようにしましょう。
         
       
▼入浴でお勧めのアイテム
      
・薬用重炭酸湯
        
薬用重炭酸湯は、重炭酸イオンにより、血流を良くして冷えの改善に役立つ医薬部外品の入浴剤です。
使用する際の注意点は、浴湯50リットルにつき1錠という、使用方法を守るようにすることです。
1錠だけを入れて入浴する方がいますが、それでは血管を十分に拡張させるだけの重炭酸イオンに足りていません。
一般的なお風呂(1.5人槽)で半身浴ができるぐらいの湯量で、だいたい150リットル前後になりますから、必要な錠数は3錠です。
入浴後の温まり方の体感も、正しい錠数を入れることで、違ってきますので、注意するようにしましょう。

・クリーンシャワーEX

アトピー性皮膚炎の方の入浴環境で、正しく整えるために必要なのが「塩素の除去」です。
水道水中の遊離塩素は、皮膚のたんぱく質に影響を与えることでバリア機能を低下させることが分かっています。
バリア機能を高めるために行う入浴で、逆にバリア機能を低下させてしまっては、入浴の意味が薄れてきます。
塩素の除去はしっかり行って、入浴環境を整えることを忘れないようにしましょう。

                                   
お肌の状態は個々人により異なると思います。
上記の使い方は一例ですので、自分の肌状態に合わせてケア内容は変えるようにしましょう。

                          
おまけ★★★★南のつぶやき

具体的な自分にあったケア方法については、お気軽にアトピー相談室までご相談ください。

●アトピー相談室 フリーダイヤル 0120-866-933(受付 10時~19時)