2020年秋のアトピーケア(3)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日も昨日の続きです。
ひび割れたり、V字欠損がみられる肌状態の方のケアについて考えたいと思います。
                  

■ひび割れたり、V字欠損がみられる肌状態の方

著しい乾燥状態と言えます。バリア機能も大きく低下していますので、水分系アイテムが浸みやすい状況の方を多く見受けます。そのため、どうしても油分だけのスキンケアを行いがちになりますが、油分を塗ることで、お肌が柔らかくなり、スキンケアができた状態に思えても、実は水分が全く足りていない状況のため、バリア機能の改善にはいたっていません。
浸みにくい保水ケアを併用しながらでも、まず水分を与えてから、保湿ケアを、さらに最後に保護のケアを重ねて行うようにしましょう。
この肌状態の方が水分不足の状態のままで、油分ケアだけ行っていると、本格的な冬になってから、強い赤みを帯びた炎症がみられることがあります。角質層にとって、一番大切で必要なのは「水分」であること、その水分を角質層に留めるために、油分でカバーする「保湿」が役立つことを忘れないようにしましょう。

●ひび割れたり、V字欠損がみられる肌状態の方にお勧めのアイテム

・安然宣言スキンクリーム
ラノリンをベースにした固形のオイルアイテムです。ワセリンなみのカバー力がありますが、その分、お肌に塗るとべたつきを感じるかもしれません。気になる場合には、プルルジェルやプルルジェル+Dなど、ジェル系のアイテムを最後に重ね塗りしておくと、べたつき感を抑えられます。また、先ほど述べたように、保水ケアの併用は忘れないようにしましょう。

・チュビファースト
イギリスでは、アトピー性皮膚炎に対する医療用具の認定を受けた筒状の包帯です。二重に装着して、一重目に水分を含ませることで、水分を保持した空気の層が作られ、保水と保湿ケアが同時に行えます。また、人工シルクで作られていますので、はめておくことが、擬似皮膚の代わりとなり、強力な保護ケアの役割を担います。

                 
スキンケアの部分は以上となります。
明日は入浴について見ていきましょう。

                           
おまけ★★★★博士のつぶやき

乾燥が著しい場合、「覆う」ケアが重要になることもある。
傷の範囲が狭ければ、大判の絆創膏でも代用できるが、蒸れないようには注意して欲しいと思うの。