熱帯夜と睡眠対策(3)

大田です。

 

 

 

 

 

 

                    
今日は、今回のテーマの最後です。
就寝時の睡眠の工夫について見ていきましょう。

                    
2.就寝時の工夫

アトピー性皮膚炎の痒みを自分でコントロールするための副腎皮質ホルモンは早朝に作られ、その後、産生量は落ちて消費量が多くなります。
そのため、早朝前の深夜が体内の量がもっとも少なくなる時間帯です。
アトピー性皮膚炎の方が夜に痒みで眠れない、という方が多いのは、寝汗などの要因の他に、自分の体でコントロールするための力が最も低くなることも大きな要因となっています。
そこで、深夜は、少しでも痒みが増える要因を減らすことが大切です。
就寝中の痒みにつながる要因は、寝汗と肌の乾燥の二つになりますが、今の時期は寝汗の方が主な要因となります。

                           
・エアコンを上手に使う

アトピー性皮膚炎の方は、夏場でもエアコンを使いたがらない方が多いようです。
エアコンを使用した場合の乾燥は、痒みにつながることがありますので、そうした工夫を行うことは良いのですが、夜、寝汗がひどい状態でもエアコンを使用しないことは、熱中症も考えると、リスクが高いと言えるでしょう。
特に、夜間でも気温が30度を超えるようなときは要注意です。
汗が出れば寝汗で痒くなる、汗が出なければ体温を逃がせず熱中症の危険性が高まることになります。
そこで、熱帯夜のときには、エアコンを上手に使って乗り切るようにしましょう。
まず、寝室を就寝の少なくとも10分前には冷やし始めましょう。
エアコンの設定温度ですが、目安は28度から±1度ぐらいがよいでしょう。
夜でも30度を超えるようなときは、早朝まで気温が下がらないことが多くなります。
そのため、タイマーは長めに設定することをお勧めします。
寝汗で痒みが出やすい方は、一晩中、使用することも考えるようにしましょう。
ただし、エアコンの長時間使用は、お肌の乾燥や、エアコンの機種によっては、冷やしすぎることで起床時の体のだるさを感じるようなこともあるでしょう。
そのような方は、「設定温度は高めに」「風を体に直接当てない」といった工夫を行いましょう。
扇風機があれば、就寝中にエアコンの吹き出しに向けて回すことも一つの方法です。
冷たい空気は下の方に向かいますので、天井に冷気を向ければ、風を受けずに部屋を冷やすことができるでしょう。

なお、エアコンを就寝時に長時間使用する場合、フィルターの掃除は小まめに行うようにしてください。フィルターが目詰まりした状態でエアコンを使用すると、冷房効率が悪くなるだけでなく、フィルターについて埃を部屋中に循環させることになりますので気をつけましょう。

                           
おまけ★★★★南のつぶやき

熱帯夜が続く残暑の時期、睡眠がしっかり確保できるような工夫を行って、体調の悪化も防げるように心がけるようにしましょう。
何かご質問などがあれば、お気軽にアトピー相談室までご相談ください。

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