熱帯夜と睡眠対策(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                         
8月もまもなく終わりですが、暑さが続いています。
今年は、梅雨明けが遅かった分、残暑の時期もしばらく続きそうですが、最近のアトピーのご相談は、暑さに関わる内容が多いようです。

特に、気をつけたいのは睡眠です。

夜の気温が下がりきらない分、睡眠不足に陥る方が多く、アトピー性皮膚炎の症状だけではなく、体調の悪化につながっている方も見受けます。

睡眠は、アトピー性皮膚炎の方には特に重要です。
自分の体で、アトピー性皮膚炎の「症状」をコントロールする一つが、内分泌(ホルモン)です。
アトピー性皮膚炎の治療として使用されるステロイド剤は、「副腎皮質ホルモン」を合成した薬剤です。
この副腎皮質ホルモンは、日内変動により、産生が多い時間帯と少ない時間帯があります。
最も産生が多くなるのが午前4時~7時なのですが、夜、痒みで眠れない方が、朝方になると、うとうとできるのも、産生のピークを迎えるためと言われています。
また、掻き傷が見られる方の場合、その傷を修復するのに必要なのが「成長ホルモン」ですが、この成長ホルモンも夜間に多く産生されることが分かっています。
もちろん、掻き傷の修復がスムーズであれば、バリア機能の回復もスムーズに行われますので、結果的にアトピー性皮膚炎の炎症を抑えることに繋がってきます。

このように、アトピー性皮膚炎を自分でコントロールする力、アトピー性皮膚炎の掻き傷を修復する力は、夜間の睡眠が重要になってきますが、夜間はアトピー性皮膚炎の痒みも増える傾向があります。
特に夏の時期は、寝汗が関係することで、痒みの「質」も強くなり、結果的に痒みによる睡眠不足が増えることが多くなります。

では、アトピー性皮膚炎の方は、どのように睡眠を確保する工夫を行えばよいのでしょうか?

明日は、就寝前の工夫について見ていきましょう。

                          
おまけ★★★★東のつぶやき

睡眠は、アトピー性皮膚炎の方にはかなり重要な生活要因です。
過去に取材したときも、臨床に関わる医師からは「アトピーは寝られないと治らない」という言葉はしょっちゅう聞きました。
もちろん、痒みのために寝られない、ということもあるのでしょうが、少しでも眠るための工夫は各自で考えた方が良いでしょう。