猛暑とアトピーの対策について(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                       
今日は昨日の続きで、熱中症の対策です。

             
2.熱中症対策
             
熱中症の対策も引き続き行うようにしましょう。
熱中症とは、体温が上昇して体温調節機能のバランスが崩れ、体内に熱が溜まってしまう状態を指します。
ヒトは、体温が上昇した場合、汗をかいたり、角質層から水分を蒸散させた気加熱により、熱を体外へと放出します。
この機能が損なわれた状態が熱中症になります。

アトピー性皮膚炎の方の場合、汗をかくことで痒みが生じる方は、「汗をかかない工夫」を行おうとしますが、その過程の中で、適切な対策を行っていないと、上記のような熱中症の原因につながることもあります。

実際、会員の方の中で、できるだけ冷房を避けていて、気がつくと汗がでずに気分が悪くなっていた、という急性の熱中症の初期症状と思われるご相談をいただくこともあります。

基本的に、「猛暑」を気合いで乗り切ることはできません。
ヒトの皮膚表面の温度は36度前後ですが、気温がその温度に近づき、さらに湿度が伴っていれば、角質層からの水分蒸散が行いづらくなる=熱を溜める、ことにつながるからです。

確かに冷房を使うことで、皮膚の乾燥を招く、というデメリットはあるかもしれませんが、それは適切なスキンケアを行うことで、ある程度対策ができます。
今の時期は、熱中症の対策を優先して行うようにしましょう。

なお、冷房を使用した際のスキンケアの注意点としては、エアコンが効いた室内で過ごしている間については、保湿よりも保水を優先すること(油分で皮膚を覆うことで水分蒸散量が減ることの方がリスクがあるため)、露出部位の保水はできるだけ小まめにおこなうことを心がけるようにしましょう。

                       
明日は、食事について考えたいと思います。

                          
おまけ★★★★博士のつぶやき

今年は、新型コロナウイルスの影響もあって、熱中症の対策は慎重にかつ適切に行う必要がある。
また、熱中症の場合、体温を下げられない、という問題を抱えるが、アトピー性皮膚炎のバリア機能を低下させる角質層からの水分蒸散と表裏一体となった問題につながることがあることも忘れない方がよいじゃろうの。